目次
はじめに
この記事で取り上げる映画
出演:佐藤健, 出演:鈴木亮平, 出演:松岡茉優, 出演:田中裕子, 出演:佐々木蔵之介, 出演:音尾琢真, 出演:筒井真理子, 出演:浅利陽介, 出演:韓英恵, 出演:MEGUMI, 出演:大悟, Writer:髙橋泉, 監督:白石和彌, クリエイター:佐藤直樹, クリエイター:新井重人, クリエイター:千葉伸大, クリエイター:加太孝明, クリエイター:宮崎伸夫, クリエイター:瓶子吉久, クリエイター:渡辺章仁, クリエイター:永田勝美, クリエイター:豊田勝彦, クリエイター:有馬一昭, プロデュース:高橋信一, プロデュース:長谷川晴彦, プロデュース:福家康孝, プロデュース:安藤親広
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ポチップ
この映画をガイドにしながら記事を書いていくようだよ
この記事で伝えたいこと
「家族のままならなさ」をこれでもかと詰め込み描き出す衝撃的な映画
「殺人によって暴力を排除する」という母親の決断は、「子どもを守ること」に繋がったのか?
この記事の3つの要点
- 「暴力」に耐える方がマシか、「殺人犯の子どもというレッテル」に耐える方がマシか
- 母親の決断が「愛」なのだとして、それを子どもたちは受け入れるべきか?
- 家族とはなんと厄介な存在なのだろう
家族との関係が良くても悪くても、改めて「家族との関わり方」を考えさせられる作品だと思います
自己紹介記事
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「どんな理由であれ、人を殺すことは良くないことだ」と考える人は多いでしょう。確かに、「命を奪う」というのは後戻りできない不可逆的な結果を生むし、可能な限り避けるべきだと思っています。でも、「命を奪うこと」でしか解決できない問題もある、と思ってもいるわけです。
別に、どんな殺人も許容する、みたいな話じゃないのよ
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もちろん、どんな理由であれ殺人を犯したのであれば、法に則って裁かれる必要があるし、法が定める刑罰を受けなければなりません。つまり私は、「ある種の『殺人』は罪に問うべきではない」などと主張したいわけではないのです。確かにそう感じることもあるのですが、この記事では「理由の如何を問わず、殺人という行為に見合った処罰を受けなければならない」という立場を取ります。
「殺人という行為でしか解決できない問題」そのものについて議論したいわけではありません。これについての私の意見は、「誰かを守るために犯す殺人」には致し方ないものもある、と書くに留めることにします。
では、映画の設定に少し触れましょう。
3人兄弟の母親は、夫をタクシーで轢き殺します。子どもたちに暴力を振るうからです。その暴力は、誰が見てもあまりにも酷いと感じるものでした。そこで母親は「夫を殺す以外に方法はない」と決意して殺人を実行するのです。もちろん、逮捕されるのは覚悟の上でした。
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さて、私がこの記事の中で「殺人という行為を否定しない」という立場を取るのは、次のような議論をするためです。
「暴力を回避するために殺人を犯すこと」は「子どもたちを守ること」に繋がると言えるのか
この問いは、「殺人という行為」を許容しないと成り立たちません。
そしてこの映画ではまさにこの点、つまり「母親の行為は、子どもたちを守ることに繋がったのか?」という部分に焦点が当てられていくのです。
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「暴力に耐えること」と「『殺人犯の子ども』という視線に耐えること」はどちらが辛いか?
3兄弟の1人がこんなことを言う場面があります。
親父が生きてる方が簡単だった。暴力に耐えてればいいんだもん
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まさにこのセリフは、この映画の核となる部分を明確にするものと言えるでしょう。つまり、
あんたは俺たちを守るために父親を殺したっていうけど、あんたのせいで俺たちの人生メチャクチャだったよ
というような気持ちが込められているわけです。
これは難しい問いだ、と感じました。「殺人という行為を許容する」という立場を取ったとしても、「殺人という行為は本当に『誰かを守る行為』として成立するのか?」という問いが立ちはだかるというわけです。
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ホントにこういう状況に直面しちゃった時、どうすればいいんだろうって考えるよなぁ
そうならないことを祈るしかない、って思っちゃうよね
「暴力」と「殺人犯の子どもというレッテル」は、その性質が大きく異なります。
例えば、「暴力」は永遠に続くわけではありませんが「レッテル」は永遠です。
「暴力」は、親に頼らざるを得ない子ども時代に限られることが多いのではないかと思います。大人になれば、どうにかして家を出て1人で生活していくことも無理ではありません。もちろん、親など家族からの「暴力」に長年ずっと悩まされているという人もいるでしょうが、一般的には期間が限定されていると言えるはずです。
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しかし「レッテル」は、永遠に消えることはありません。特に現代のネット社会では、加害者家族の情報は何らかの形で明らかになってしまうものだし、そうなれば永遠に記録として残ってしまいます。「殺人犯の子ども」だということがまだ周囲にバレていなかったとしても、「いつかバレるかもしれない」という恐怖を抱えながら生きていかなければならないことは相当に苦痛だと言えるでしょう。
また、「暴力」は目に見えるけれど「レッテル」は目に見えません。
目に見えない「レッテル」の方が「バレにくい」と言えるかもしれませんが、上述の通り、今バレていないとしても、いつかばれるかもしれないという恐怖は消えません。目に見えるかどうかは、「バレるかどうか」より、「その苦痛を理解してもらいやすいかどうか」に関係すると私は考えています。
「暴力」は、その行為自体や、その行為による怪我などが目に見えやすいために、苦しんでいる人にアクションを起こしやすいでしょう。しかし「レッテル」の場合は目に見えないので、手を差し伸べようにもどうしたらいいか分からないと感じてしまうことの方が多いだろうと思います。
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またもっとシンプルな違いとして、肉体的な苦痛か精神的な苦痛か、という違いもあります。ただし、どちらの苦痛をより辛く感じるかは人それぞれでしょう。
「叩いてもいい奴」を見つけて徹底的に貶めるのが当たり前になってる現代だと、「レッテル」はやっぱり辛い
そしてこの映画の設定で何よりも難しい点は、「暴力」と「レッテル」のどちらか一方の選択しかできないことです。殺さないと決めるなら暴力を黙認するしかありませんし、殺すと決めれば後戻りは不可能です。どちらも酷い選択肢であることに変わりありませんが、いずれにしても「母親の決断」と受け取られることには変わりないでしょう。「殺す」という決断は当然母親のものと判断されるでしょうが、「暴力を黙認する」のもまた母親の決断と受け取られるはずだという意味です。
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そして、「殺す」も「黙認する」もどちらも自分の意思だと判断されるのなら、「殺す」という決断の方があるメッセージを伝えやすいかもしれません。それは、「私はあなたたちを愛している」です。この映画の重要なポイントになってきます。
「殺す」というのは積極的な行動であり、「黙認する」という消極的な行動よりも「愛」が伝わる可能性があるでしょう。少なくとも、そう判断する人がいてもおかしくはないと思います。
つまりこの映画は、
「殺す」という行為は「愛」なのか? 「愛」だとするなら、その「愛」は子どもたちに伝わるのか?
を問う物語なのです。
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映画の中で、母親がこんなことを口にする場面があります。
今、自分がしたことを疑ったら、私が謝ったら、子供たちが迷子になっちゃう
彼女は、自分の決断に自信を持っています。いや、自信を持とうと決意している、という表現が正しいでしょうか。少なくとも、「愛」ゆえの行為だったという確信を持っている、と言っていいでしょう。
あなたなら、何を「正しい」と考えるでしょうか?
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映画『ひとよ』の内容紹介
稲村家の母親・こはるは、ある土砂降りの夜、自分が運転するタクシーで夫を轢き殺した。3人の子どもたちへの暴力があまりにも苛烈だったからだ。彼女は子どもたちに、父親を殺したこと、そしてこれから自首することを伝えた。「15年経ったら必ず戻る」とも。
それから15年が経った。3兄弟はそれぞれの人生を歩んでいる。
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長男の大樹と長女の園子は、両親が経営していたタクシー会社に併設された実家で今も生活している。大樹は会社勤め、園子はスナック勤務。稲村家の人間はもうタクシー会社に関わっていないが、母親のこはるを慕う人がちゃんと会社を維持してくれている。
次男の雄二は実家を出て東京で暮らしている。エロ本のライターをしながら小説家を目指しているのだが、彼のパソコンの中には、母親の殺人事件に関するルポ記事が多数保管されている。雄二はなんと、自分の名前を売るために、母親の事件を踏み台にしようと考えているのだ。
事件からちょうど15年経った日の夜、実家の玄関を叩く音がする。大樹と園子が向かうと、そこに母親が立っていた。困惑を隠せない大樹、すぐさま受け入れる園子。そして雄二とも連絡を取り、久々に家族4人が実家に揃うこととなった。
しかし、「殺人犯」である母親の帰還は、それなりに平穏を保っていた彼らの人生を脅かすものとなり……。
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映画『ひとよ』の感想
直接的なテーマとしては、「殺人によって家族の問題を”解決した”母親を許容できるか」であり、正直私たちの日常とかけ離れていると言えるでしょう。しかしこの物語は、観る人を惹きつけるだろうと思います。
普遍的な「家族のままならなさ」を描いているからです。
私も子どもの頃はホント、「家族のままならなさ」にずっと苦労してたからなぁ
物理的に距離が離れる以外に、解決策ってなかったからね
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「家族」というのはなかなかに厄介な代物で、家族の数だけそのややこしさが存在すると言っていいでしょう。そしてこの映画からでは、「子どもを守るために母親が父親を殺す」というかなり究極的な状況を描くことで、世の中に存在する「家族のややこしさ」を一気に詰め込んでいるという印象を受けました。
この映画で描かれる「家族」は、この4人に限りません。あまり物語の中身に触れすぎないために、具体的には書きませんが、この物語では、「殺人犯である母親が戻ってきた」という出来事をきっかけとして、様々な「家族」に違和・不和・綻びみたいなものが生まれることになるのです。
冒頭では、「殺人という行為は本当に『誰かを守る行為』として成立し得るのか?」という問いについて考えたわけですが、やはり問題はここに留まりません。「身近な人間が殺人を犯す」という事実は、直接・間接に様々な影響を及ぼすことになるわけです。
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特にこの映画の設定で特異だと感じるのは、「こはるの行為を『仕方なかった』と受け入れている人が一定数存在する」という点でしょう。こはるのことを知るタクシー会社の従業員たちは、夫の苛烈な暴力を直接見聞きしており、だからこそ「殺人」という普通には許されない行為をしたこはるのことを「仕方なかった」と捉えるのです。
しかし一方で、そういう詳しい事情を知らない人からすれば、こはるはただの「殺人犯」でしかありません。そして、そう受け取られるが故の酷い扱いも描かれます。
さっきも言ったけど、「叩いてもいい奴」と判断された場合の社会の扱いは酷いからね
直接の被害者ならまだしも、まったく関係ない人間が誹謗中傷している状況は許容できないわ
3兄弟は、この反応の違いに揺れることになります。
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もし母親が、誰からも非難されるような人物であれば、彼らも態度を決めやすかったでしょう。「共に母親を非難する」にせよ「非難から母親を守る」にせよ、自分の態度をどちらかに決めやすかったのではないかと思います。
しかし、こはるに対する反応が多様であるが故に、3兄弟は、どっちつかずのまま態度を決することができないという状況に陥ってしまったように感じられました。
母親の行為は正解だったのか、そして3兄弟による「母親の評価」は正しいのか。これは絶対的な答えの存在しない問いであり、観た人がそれぞれで考えるしかないのだろうと思います。
この映画ほど過酷ではないかもしれませんが、現実に彼らのような葛藤に直面せざるを得ない人たちは世の中にいるでしょう。どういう決断に至るにせよ、なんとか穏やかに生きてほしいと願わずにはいられません。
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出演:佐藤健, 出演:鈴木亮平, 出演:松岡茉優, 出演:田中裕子, 出演:佐々木蔵之介, 出演:音尾琢真, 出演:筒井真理子, 出演:浅利陽介, 出演:韓英恵, 出演:MEGUMI, 出演:大悟, Writer:髙橋泉, 監督:白石和彌, クリエイター:佐藤直樹, クリエイター:新井重人, クリエイター:千葉伸大, クリエイター:加太孝明, クリエイター:宮崎伸夫, クリエイター:瓶子吉久, クリエイター:渡辺章仁, クリエイター:永田勝美, クリエイター:豊田勝彦, クリエイター:有馬一昭, プロデュース:高橋信一, プロデュース:長谷川晴彦, プロデュース:福家康孝, プロデュース:安藤親広
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【家族】映画『そして父になる』が問う「子どもの親である」、そして「親の子どもである」の意味とは?
「血の繋がり」だけが家族なのか?「将来の幸せ」を与えることが子育てなのか?実際に起こった「赤ちゃんの取り違え事件」に着想を得て、苦悩する家族を是枝裕和が描く映画『そして父になる』から、「家族とは何か?」「子育てや幸せとどう向き合うべきか?」を考える
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「正しい」と主張するためには「正しさの基準」が必要だが、それでも「規制されていないことなら何でもしていいのか」は問題になる。3枚の立て看板というアナログなツールを使って現代のネット社会の現実をあぶり出す映画『スリー・ビルボード』から、「『正しさ』の難しさ」を考える
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【書評】奇跡の”国家”「ソマリランド」に高野秀行が潜入。崩壊国家・ソマリア内で唯一平和を保つ衝撃の”…
日本の「戦国時代」さながらの内戦状態にあるソマリア共和国内部に、十数年に渡り奇跡のように平和を維持している”未承認国家”が存在する。辺境作家・高野秀行の『謎の独立国家ソマリランド』から、「ソマリランド」の理解が難しい理由と、「奇跡のような民主主義」を知る
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権力を持つ者のタガが外れてしまえば、市民は為す術がない。そんな状況に置かれた時、私たちにはどんな選択肢があるだろうか?白人警官が黒人を脅して殺害した、50年前の実際の事件をモチーフにした映画『デトロイト』から、「権力による不正義」の恐ろしさを知る
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【感想】池田晶子『14歳からの哲学』で思考・自由・孤独の大事さを知る。孤独を感じることって大事だ
「元々持ってた価値観とは違う考えに触れ、それを理解したいと思う場面」でしか「考える」という行為は発動しないと著者は言う。つまり我々は普段、まったく考えていないのだ。『14歳からの哲学』をベースに、「考えること」と自由・孤独・人生との関係を知る
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【矛盾】その”誹謗中傷”は真っ当か?映画『万引き家族』から、日本社会の「善悪の判断基準」を考える
どんな理由があれ、法を犯した者は罰せられるべきだと思っている。しかしそれは、善悪の判断とは関係ない。映画『万引き家族』(是枝裕和監督)から、「国民の気分」によって「善悪」が決まる社会の是非と、「善悪の判断を保留する勇気」を持つ生き方について考える
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【矛盾】死刑囚を「教誨師」視点で描く映画。理解が及ばない”死刑という現実”が突きつけられる
先進国では数少なくなった「死刑存置国」である日本。社会が人間の命を奪うことを許容する制度は、果たして矛盾なく存在し得るのだろうか?死刑確定囚と対話する教誨師を主人公に、死刑制度の実状をあぶり出す映画『教誨師』から、死刑という現実を理解する
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【実話】障害者との接し方を考えさせる映画『こんな夜更けにバナナかよ』から”対等な関係”の大事さを知る
「障害者だから◯◯だ」という決まりきった捉え方をどうしてもしてしまいがちですが、『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』の主人公・鹿野靖明の生き様を知れば、少しは考え方が変わるかもしれません。筋ジストロフィーのまま病院・家族から離れて“自活”する決断をした驚異の人生
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【漫画原作】映画『殺さない彼と死なない彼女』は「ステレオタイプな人物像」の化学反応が最高に面白い
パッと見の印象は「よくある学園モノ」でしかなかったので、『殺さない彼と死なない彼女』を観て驚かされた。ステレオタイプで記号的なキャラクターが、感情が無いとしか思えないロボット的な言動をする物語なのに、メチャクチャ面白かった。設定も展開も斬新で面白い
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「統合失調症だからといって病気だとは捉えず、ただの個性だと思う」と話す松本キックは、相方・ハウス加賀谷とどう接したか。そしてハウス加賀谷は、いかにして病気と向き合ったか。『統合失調症がやってきた』『相方は、統合失調症』から、普遍的な「人間関係の極意」を学ぶ
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家族・夫婦【本・映画の感想】 | ルシルナ
子どもの頃から、家族との関わりには色々と苦労してきました。別に辛い扱いを受けていたわけではありませんが、「家族だから」という理由で様々な「当たり前」がまかり通っ…
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