このブログは、本と映画をベースに考えたことを綴っていますが、ここでは記事の中で取り上げた映画(フィクション)についてまとめています。
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人生うまくいかない・生きづらい【本・映画の感想】
【あらすじ】スズキタゴサクの狂気に圧倒される映画『爆弾』は「密室での心理バトル」が凄まじい(監督:永井聡、主演:山田裕貴、伊藤沙莉、染谷将太、坂東龍汰、寛一郎、佐藤二朗、渡部篤郎)
映画『爆弾』は、まず何よりも佐藤二朗演じるスズキタゴサクの存在感に圧倒させられてしまう作品だ。「爆破事件の捜査」よりも「取調室での心理バトル」が圧倒的に面白く、特に、山田裕貴演じる類家が主役に躍り出る後半の展開は圧巻である。ストーリーを楽しめるかは人それぞれだろうが、化け物同士のバトルは必見だ -
社会の知見を広げる【本・映画の感想】
【性】映画『消滅世界』が描く、「家族とはSEXしない」という狂気的かつリアルな近未来(監督:川村誠、原作:村田沙耶香、主演:蒔田彩珠、栁俊太郎)
映画『消滅世界』は、「子どもはほぼ人工授精で授かる」「家庭にSEXを持ち込むことはタブー」とされる近未来を舞台にした物語である。多くの人は恐らく、本作で描かれる設定・展開・価値観を「狂気的」だと感じるのだろうが、私はかなり親和性を抱かされたし、特に若い世代には同じように感じる人も増えているのではないかと思う -
コミュニケーション・分かり合えない【本・映画の感想】
【全力】嶋田鉄太、天才だろ!映画『ふつうの子ども』は環境問題に“暴走”する少年少女が超素敵
映画『ふつうの子ども』はまず、主演の嶋田鉄太の存在感が圧倒的な作品でした。メチャクチャ良い表情するんだよなぁ、この子。で、本作では「環境問題に猪突猛進な子どもたちの奮闘」が様々な喜怒哀楽と共に描かれます。そしてそんな彼らの眼差しが観客を含む「すべての大人たち」に向けられているという事実をちゃんと受け止めるべきでしょう -
コミュニケーション・分かり合えない【本・映画の感想】
【無二】映画『急に具合が悪くなる』は圧巻だった。2人の女性の出会いが世界を静かに鳴動させる(監督:濱口竜介、主演:ヴィルジニー・エフィラ、岡本多緒、長塚京三、黒崎煌代)
映画『急に具合が悪くなる』は、3時間16分を感じさせない素晴らしい作品だった。「2人の女性が出会い、変わっていく」というシンプルな物語で、これと言って大きな出来事が起こったりもしないが、最後まで惹きつける力がとても強い。カンヌ国際映画祭で最優秀女優賞を受賞した主演2人も、黒崎煌代・長塚京三もとにかく見事だった -
教養を身につける【本・映画の感想】
【衝撃】映画『アイム・スティル・ヒア』が描く、ブラジル軍事政権下での国家による殺人。酷すぎる
映画『アイム・スティル・ヒア』は、軍事政権下でのブラジルを舞台にした実話ベースの物語である。「国が拷問などで2万人以上を殺した」という衝撃的な事実を、残された家族視点で描き出していく。「国が逮捕事実すら否定する」という状況の中、夫不在の日常を生きざるを得なかった妻エウニセの強さと葛藤が印象的だった -
生きる気力がない・つまらない・働きたくない【本・映画の感想】
【諦念】映画『アフター・ザ・クエイク』が描く「日本と地震の30年」。奇妙で奇妙じゃない世界(監督:井上剛、主演:岡田将生、鳴海唯、渡辺大知、佐藤浩市)
映画『アフター・ザ・クエイク』は、直接的には「地震」をほぼ描かないものの、背景に「震災」を埋め込むことで、「『地震』を『日常』として生きざるを得ない日本」に住む私たちに強く響いてしまう「何か」を描き出している。奇妙ではあるが、しかしそこはかとなくリアルさも感じさせる物語に、あなたは何を感じるだろうか?




