目次
はじめに
この記事で取り上げる映画

「これは君の闘争だ」HP
この映画をガイドにしながら記事を書いていきます
今どこで観れるのか?
公式HPの劇場情報を御覧ください
この記事の3つの要点
- デモに関わった3人の当事者がフリートークのようにしてナレーションをつけていく構成が、ドキュメンタリー映画としてはかなり異例だと思う
- 私は基本的に暴力には反対だが、「暴力で訴える以外に方法は無い」という状況も存在すると考えている
- ブラジルの若者たちによる「楽しそうなデモ」の様子から、私たち日本人が学べることは多いのではないだろうか
テーマ的にはかなりハードな現実が描かれるが、ナレーションがとてもポップなので、ドキュメンタリーを観慣れない人でも楽しめる作品だと思う
自己紹介記事
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とても良い映画だった。本当、若い人ほど観た方がいい作品だと思う。
私は別に、「この映画に出てくる若者のように闘うべきだ」などと考えているわけではない。ただ本作は、「何に疑問を抱くべきなのか?」「抱いた疑問に対してどう行動すべきなのか?」について考えさせてくれるという意味で価値があると考えているのである。決して若者に限らないが、現代を生きる人の多くは、「現状に対する疑問」をはっきりとは認識していなかったり、それを認識していても特に何も行動しなかったりするように思う。年齢が上の世代ならある程度もう「人生を諦めるモード」にいるだろうから別にいいと思うが、若い世代はそんな風には思えないはずだ。
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だったら、やはり闘うしかない。
というか、実際に闘うかどうかは別として、疑問を抱いたり、どんな風に行動すべきかを考えたりする機会はやはりあってもいいんじゃないかと思う。本作は、そういう視点がかなり失われているだろう現代日本に生きる人々に、「考えるきっかけ」を与えてくれる作品と言えるだろう。
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さて、本作で扱われているのは、「ブラジルの公立校に通う学生たちが抗議のために様々な活動をし、最終的に学校を占拠するに至る過程」である。デモや占拠の実際の映像、当時のニュース番組や政治家たちの発言など様々な映像が組み合わされ1本の映画に仕上がっているのだが、まあそれ自体はよくある構成だろう。
違うのは、ナレーションである。本作では、「3人の若者がお喋りをしているようなナレーション」がつけられているのだ。これが非常に斬新だった。
デモ活動時この3人は高校生であり、学生運動の中核に位置していた中心人物である。そしてこの3人によるナレーションは、普通にイメージするような感じではない。恐らく、ナレーション録りしている場で映画の実際の映像が流されているのだろう、それを観ながら3人がワイワイ喋っているみたいなナレーションなのだ。なんとなくだが、「最低限の台本しかない」みたいな印象だった。
ちゃんとイメージしてもらえているか分からないが、日本のバラエティでよくある、「衝撃映像を観ながら、ワイプに映っている芸能人がワチャワチャ喋っている」みたいな感じを想像してもらえればいいだろう。ドキュメンタリー映画としてはかなり珍しいタイプだと思うが、少なくとも私にはまったく違和感がなかった。それに、このようなナレーションになっているお陰で、普段ドキュメンタリー映画を観ない人にも観やすい作品に仕上がっているとも思う。
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まさに学生運動に関わっていた本人が、「うわー、あん時は大変だったなぁ」「ねぇ、ちょっとこっちの話を先にしてもいい?」「あの頃は髪型がフラフラ定まらなかった時期だー」などとかなり自由に喋りながら、時折きちんと「ブラジルの状況を詳しく知らないだろう人」向けに状況説明も入れるというスタイルである。状況説明だけはなんとなくの台本がありそうだが、それ以外はフリートークのように感じられた。これによって「堅苦しいドキュメンタリー映画」という印象がまったく無い作品に仕上がっており、「ドキュメンタリー映画なんて一度も観たことがない」みたいな人でも、結構チャレンジしやすいと思う。扱われているテーマはかなり厳しい現実だが、当事者たちがそれを楽しそうに話しているのを聴きながら観ると、悲壮感もあまり感じずに済むだろう。
なかなか珍しい「楽しく観られるドキュメンタリー映画」というわけだ。
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さて、映画の内容についてあれこれ書く前に、まず1つ触れておきたいことがある。私が「暴力」についてどのような考えを持っているかについてだ。映画では、高校生たちが「デモ」と称して、様々な場所を占拠したり、道路を強制的に封鎖したり、市議会の扉を壊そうとしたりする様子が映し出される。それらはもちろん、一般的に「暴力」と呼ばれるものだ。だから、「暴力」に対して私がどのように考えているのか説明しておく方がいいだろう。
基本的に私は暴力を肯定できない。しかし、「暴力に訴え出る以外に手段が無い」という状況も存在するはずだと思う。そして「暴力に訴え出る以外に手段が無い」と言えるのは、「立場の弱い者が、立場の強い者に闘いを挑む場合」だけだと考えている。
映画の中で誰かが、次のようなことを言う。
抵抗は、私たちの唯一の手段。
観れば、確かにそのことが実感できるだろう。学生運動に参加している公立校の学生たちは、ほとんど何も持っていないのだ。というわけでここで、彼らがどんな状況に置かれているのかについて少し触れておこうと思う。
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ブラジルでは、公立校に通うのは「貧困層」と決まっているのだそうだ。では「貧困層」はどのような生活をしているのか。親の給料は、最低賃金の月250ドル。その一方で、地下鉄の運賃は95セントもする。約1ドルだと考えると、月給の250分の1。月給25万円で換算すると、地下鉄の運賃が1000円ということになる。とてもじゃないが、通学で使えるような値段ではないだろう。またある学生は、「常に『家賃か食費か』の選択に迫られていた」と口にしていた。そもそもが「学校に通うかどうか」以前の問題というわけだ。
また貧困家庭にとって、学校給食は割と生命線と言えるはずだが、実際のところ中身はスカスカで、1食14セントしか掛けられていない。一方で、軍警察が学生運動を鎮圧するために打ち込む催涙弾は、1発で75ドルもする。たった1発で529食の給食が賄えるし、この映画で映し出される催涙弾だけでも、16399食分になるそうだ。ホントに、「そんなことに金を使うぐらいなら、給食をどうにかしてくれよ」と言いたくもなるだろう。
また教育内容についても公立校の学生には不利な点がある。ブラジルでは長く独裁政権が続いたこともあり、私立校ではどうか分からないが、少なくとも公立校では「デモ」「革命」「無政府主義」などについて学ぶ機会はないのだそうだ。いや、実はそんなレベルの話ではない。学校ではなんと、「議論や質問の仕方」さえ教えないのだという。教育の時点で既に、国による「弾圧」が始まっていると言っていいだろう。なかなかに酷い状況だ。
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そして、そんな公立校に通う若者が、「より良い教育」を求めて立ち上がったことがきっかけで大きなうねりが生み出されることになった。そんな学生運動を描くのが本作なのである。彼らは金が無く、真っ当な教育を受けていないため知識も不足しており、さらに「後ろ盾となる団体」も何も無いという状態で市・州・国に闘いを挑む。「学生という身分」だけを引っ提げて、身一つで抵抗を始めるのだ。
そして私は、そんな徒手空拳の彼らだからこそ「暴力」も許容され得ると考えている。もちろん、非暴力を貫いたというガンジーのようなスタンスも素晴らしい。しかしやはり、それは1つの理想でしかない。現実的には、何も持たない者が国家権力に立ち向かおうとすれば、どうしたって「暴力」を介在させるしかないだろう。「持たざる者」が立ち上がって団結した際、「主張するための手段」として「暴力」を選択すること自体は、許容するしかないだろうと私は考えているのである。
これが私の大前提だ。つまり、「学生たちの『暴力』は、行為としてはもちろん良くないが、彼らが置かれている酷い状況と目指すべき目的を踏まえると、仕方ないものとして許容されてもいい」という意味である。作中では、イギリス女性が参政権獲得のために行った「サフラジェット運動」に言及する者もいた。やはりその際も、死を覚悟して線路に寝転んだり、窓ガラスを割ったりと、かなり暴力的な行為が行われたそうだ。「状況を打破するには『暴力』に頼らざるを得ないこともある」という1つの事例と言っていいだろう。
さて、私が「暴力」についての話をしたので、「若者たちが酷い行為を繰り返して無理やり主張を通そうとする運動」と勘違いする人もいるかもしれない。しかし、映画を観る限りではそうではなそうだ。確かに彼らは、「暴力」に括られる行為を行う。しかしそれらはあくまでも「主張するための手段」であり、「最低限必要なレベル」と感じる人の方が多いのではないかと思う。「必要があってそうしている」のであって、「無闇に暴れている」なんてことではないのだ。
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もちろん穿った見方をすれば、「映画ではそのような『穏やかな場面』が使われているだけで、実際にはもっと酷い行為をしていたこともある」と捉えることも可能だろう。しかし、これはあくまでも私の印象に過ぎないが、恐らくそうではないと思っている。彼らはきっと、他に手段があれば、真っ当なやり方で自らの主張を展開したはずだ。しかし、それが不可能だからやむを得ず「暴力」に訴え出ているのだという風に見えた。まあ、特に根拠はないのだが。
若者たちがデモを起こしたきっかけと、その後の経緯
それでは、彼らがいかにして立ち上がり、「学校の占拠」にまで至ったのかについて、時系列順に説明していくことにしよう。ちなみにだが、映画はまったく時系列順には進んでいかない。人によっては「捉えにくい」と感じるかもしれないが、私は「より興味を惹ける話題を優先して出している」と感じたので、とても良いやり方だと思っている。
学生たちが抗議の声を上げるきっかけとなったのが、2013年の「バス運賃値上げ問題」だった。サンパウロ市内のバス運賃は上がり続け、通学はもちろん通勤にも支障が出るような状況になっていたのである。お金に余裕がある世帯なら大きな痛手ではなかったかもしれないが、貧困層にとってバス運賃は死活問題だ。そこで、学生を中心に「バスの値上げをするな」という抗議の声が上がるようになる。
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しかし2015年、学生にとってより深刻な事態が持ち上がった。それが、「公立校の再編問題」だ。サンパウロ市が打ち出した計画はかなりの規模のもので、93の公立校を閉鎖し、30万人以上の学生を転校させようというものだった。比較になるか分からないが、私がネットで調べた限りでは、東京都の公立高校の数は186校である。サンパウロ市にいくつ公立校があるのか不明だが、恐らくかなりの割合で閉鎖が計画されていたと考えていいだろう。
当然、公立校に通う学生たちは猛反発した。そしてこれを機に、
知事よ、学校は我らのもの!
と叫ぶ抗議活動が積極的に展開されることになったのである。
しかし、どうして「93もの公立校の閉鎖」などという計画が打ち出されたのだろうか。学生たちはその理由を、「選挙が近いから、金を捻出したいのだろう」と推測していた。その推測が正しいのかは不明だが、もちろん市としては「表向きの理由」を発表している。それが、「公立校に通う学生が少なくなっている」というものだ。確かに、それを示すデータも存在する。1998年から2015年に掛けて、公立校に通う学生は20万人も減ったのだそうだ。
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だったら、再編案も妥当なのではないか。そう感じる人もいるだろう。しかしそうではない。何故なら「公立校に通う学生が減っている背景」には、深刻な問題があるからだ。
それが「囚人の数」である。なんと、サンパウロ市で収監されている囚人の数は、以前と比べて4倍になっているのだそうだ。また、ブラジルの囚人数は、世界で3番目に多く、逮捕されるのは黒人・貧困層・若者ばかりだという。
つまりこういうことだ。「貧困層の若者が通う公立校の学生が減っている」のは、裏返せば「彼らが逮捕されているから」であり、さらに学生たちは、「不当に逮捕される者が多い」と考えているのである。彼らのこの主張が正しいなら、確かに「公立校の学生が減っているから再編する」という話に納得できるはずもないだろう。公立校の学生を減らしているのは、不当な逮捕をしている国の方なのだから。映画には、このような状況を、
10年以内に、学校よりも刑務所の数の方が上回ってしまう。
と端的に表現する学生が出てきた。なるほど、これは深刻な問題と言っていいだろう。
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このような状況を打開すべく、学生たちは様々な運動を展開して抗議を続けるわけだが、どうにも事態が快方には向かわない。彼らはこのまま、座して「93校の閉校」を見守るしかないのだろうか。
そんな中で起こったのが、チリの学生による「ペンギン革命」である。チリの学生も彼らと同様「より良い教育」を求めており、なんと「学校の占拠」に踏み切ったのだ。このニュースを知り、サンパウロの学生たちも「これだ!」と感じたのである。
早速、サンパウロ市でも学校の占拠が始まった。先陣を切ったのはジアデマ高校。そしてそれに続き、名門として知られるフェルナォン高校でも占拠が始まったことで、世間は衝撃を受けた。その後様々な高校にも伝播し、実に200以上の学校で「生徒による占拠」が行われるまでになったのである。
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これらの行動はすべて、各学校の生徒の判断に委ねられた。学校によっては、生徒たちの判断で「占拠は行わない」と決まったところもある。また占拠を実行に移した学校でも、その意思決定は非常に民主的に行われたという。例えば、普段学校では「掃除・料理は女性の仕事」とされているそうだが、占拠期間中は男も女も関係なくすべてを全員で分担したのである。ある女子学生は、
必然的に、男性優位の社会に反旗を翻す形になったのは良かった。
みたいなことを口にしていた。「彼らがいかに可能な限り平和裏に抗議活動を行おうとしていたか」が窺えるエピソードだと言っていいだろう。映画では、占拠中の内部の様子を撮影した映像も組み込みながら、占拠の様子が伝えられていく。
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しかし「生徒による占拠」は結果として、ブラジル国内ではあまり報道されなかったそうだ。その理由についてはあまり詳しく触れられていなかったが、恐らく多くの人が、「どうせ貧困層の問題だし、自分たちには関係ない」と考えていたのではないかと思う。作中ではある男性が、
こっちは税金を払ってるんだ。学校なんて知るか。
と、学生たちに声を荒らげる場面さえあった。これが、大方の市民に共通する感覚なのかもしれない。
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「占拠」という手段をもってしても世間の関心を集められなかった彼らは、やむを得ず「道路の封鎖」という実力行使に打って出る決断をする。車通りが少なくなった瞬間を狙って道路に飛び出し、そのまま学校から持ち出した椅子に座って通行を妨害し始めたのだ。
学校の占拠に対しては静観を続けていた軍警察も、道路の封鎖となればやはり対処せざるを得ない。しかし彼らは驚くべきことに、学生の排除のためだけに市街地で催涙弾を使用したのだ。これをきっかけに、学生と軍警察の衝突は激しさを増していく。もちろんマスコミでも報じられるようになり、それを受けて当時の大統領の支持率は急落、サンパウロ市は結局「学校再編を先延ばしにする」と発表するに至ったのである。
「これでめでたしめでたし」とは行かなかったのが残念なところだろう。「ここで終わればハッピーエンドだったんだけどな」とナレーションの1人が言っていたように、争いは終わらなかった。別の問題が発覚し、それに抗議するデモを行うことになったのだ。しかしその後、「すべての社会運動を潰す」と公言して就任したボルソナロ大統領の登場で、状況は一層悪くなってしまう。
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本作は、このような状況が扱われる映画なのである。
さて、映画の上映後には、監督からの日本人向けのメッセージ動画が流れた。その中では監督が、状況の厳しさについて語っている。
本作はボルソナロ大統領就任直前に完成し、就任の2ヶ月後に国内での上映が開始された。なかなか凄まじいタイミングだったと言えるだろう。現大統領を批判する内容を含む映画であり、監督は作中に登場する学生たちに何か危険が及ぶのではないかと、上映中止も検討したという。しかし学生たちと話すと、「今公開しなくてどうするんだ」という反応ばかりが返ってきたらしく、それで公開を決断したのだそうだ。本当に、ギリギリの状況だったことが伝わるエピソードだった。
良い意味でも悪い意味でも、日本ではこのようなデモは起こらないように思う
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色々と考えさせられる映画だったが、一番強く感じたのはやはり、「日本ではきっと、このような学生運動はもう起こらないだろうなぁ」ということだ。それは、ある面では良いことだろうし、ある面では悪いことだと思う。
良い面で言えば、「日本の学生が置かれている状況は、ブラジルほど酷くはないはず」という点が挙げられる。ブラジルでは「公立校に通うのは貧困層だけ」という状況になっているそうだが、日本の場合は、お金のある無しに関係なく、子どもを公立校に通わせる選択は全然あるだろう。学校個別に様々な問題を抱えていたりはするだろうし、私が知らないだけで「公立校全体に関わる問題」もあったりするのかもしれないが、少なくとも作中のブラジルのような酷い状況にはないはずだ。そういう意味で、こういうデモは起こらないだろうと考えている。
しかし一方で、もしも日本が本作で描かれるような状況に陥ってしまった場合、ブラジルの学生と同じように立ち上がれるのかというと、たぶんそうはならないと思う。これが悪い面である。「一昔前には日本でも学生運動が行われていた」という事実を教科書なんかで学んだりするが、既に40歳の私でさえ、「うーん、ピンと来ないなぁ」という感じである。もし私が学生だった頃に酷い状況に直面していたとしても、私や同世代の学生は抗議活動に踏み切らなかったのではないだろうか。
どうしてそう感じるのかの理由は色々とあるのだが、映画を観ながら感じた1つの大きな違いは「音楽」である。
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サンバのリズムがベースにあるのだろうブラジルでは、「みんなで一緒に歌う」みたいなことは割と当たり前の日常なのだと思う。そして、「その延長線上に『抗議活動』を置く」みたいなスタイルを取っているからこそ、抵抗感なくデモと接続できるのかもしれない。
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そして、この「楽しそう」という雰囲気こそが、デモに必要なものなんじゃないかと感じさせられた。
東京に住んでいると、渋谷などで時々、何かデモ行為を行っている集団を見かけることがある。ただ日本のそれは、正直あまり「楽しそう」には見えない。「楽しそうだから、自分もちょっと飛び入りで参加しちゃおう!」みたいな気分にはどうしてもならないのだ。たぶんだが、日本人は真面目だから、デモをやる側も、それを傍から見る側も、「ちゃんとしていないとダメ」みたいな考えに囚われてしまうのだと思う。しかしそれでは、主張も届かなければ、参加者も増えないだろう。
本作を観ながら、「日本にももっと、『楽しそうなデモ』が根付けばいいのにな」と感じさせられた。
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映画『暴力をめぐる対話』は、「『黄色いベスト運動』のデモの映像を観ながら『警察による暴力』について討論を行う者たちを映し出す映画」である。「デモの映像」と「討論の様子」だけというシンプル過ぎる作品で、その上内容はかなり高度でついていくのが難しいのだが、「民主主義とは何か?」について考えさせる、実に有意義なやり取りだなと思う
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【人権】チリ女性の怒り爆発!家父長制と腐敗政治への大規模な市民デモを映し出すドキュメンタリー:映…
「第2のチリ革命」とも呼ばれる2019年の市民デモを映し出すドキュメンタリー映画『私の想う国』は、家父長制と腐敗政治を背景にかなり厳しい状況に置かれている女性たちの怒りに焦点が当てられる。そのデモがきっかけとなったチリの変化も興味深いが、やはり「楽しそうにデモをやるなぁ」という部分にも惹きつけられた
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【友情】映画『ノー・アザー・ランド』が映し出す酷すぎる現実。イスラエル軍が住居を壊す様は衝撃だ
イスラエルのヨルダン川西岸地区内の集落マサーフェル・ヤッタを舞台にしたドキュメンタリー映画『ノー・アザー・ランド』では、「昔からその場所に住み続けているパレスチナ人の住居をイスラエル軍が強制的に破壊する」という信じがたい暴挙が映し出される。そんな酷い現状に、立場を越えた友情で立ち向かう様を捉えた作品だ
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【異様】映画『聖なるイチジクの種』は、イランで起こった実際の市民デモを背景にした驚愕の物語である
「家庭内で銃を紛失した」という設定しか知らずに観に行った映画『聖なるイチジクの種』は、「実際に起こった市民デモをベースに、イランという国家の狂気をあぶり出す作品」であり、思いがけず惹きつけられてしまった。「反政府的な作品」に関わった本作監督・役者・スタッフらが処罰されるなど、人生を賭けて生み出された映画でもある
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【日本】原発再稼働が進むが、その安全性は?樋口英明の画期的判決とソーラーシェアリングを知る:映画…
映画『原発をとめた裁判長 そして原発をとめる農家たち』では、大飯原発の運転差し止め判決を下した裁判長による画期的な「樋口理論」の説明に重点が置かれる。「原発の耐震性」に関して知らないことが満載で、実に興味深かった。また、農家が発案した「ソーラーシェアリング」という新たな発電方法も注目である
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【問題】映画『国葬の日』が切り取る、安倍元首相の”独裁”が生んだ「政治への関心の無さ」(監督:大島新)
安倍元首相の国葬の1日を追ったドキュメンタリー映画『国葬の日』は、「国葬」をテーマにしながら、実は我々「国民」の方が深堀りされる作品だ。「安倍元首相の国葬」に対する、全国各地の様々な人たちの反応・価値観から、「『ソフトな独裁』を維持する”共犯者”なのではないか」という、我々自身の政治との向き合い方が問われているのである
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【無謀】映画『ビヨンド・ユートピア 脱北』は、脱北ルートに撮影隊が同行する衝撃のドキュメンタリー
北朝鮮からの脱北者に同行し撮影を行う衝撃のドキュメンタリー映画『ビヨンド・ユートピア 脱北』は、再現映像を一切使用していない衝撃的な作品だ。危険と隣り合わせの脱北の道程にカメラもついて回り、北朝鮮の厳しい現状と共に、脱北者が置かれた凄まじい状況を映し出す内容に驚かされてしまった
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【挑戦】杉並区長・岸本聡子を誕生させた市民運動・選挙戦と、ミュニシパリズムの可能性を描く:『映画…
映画『映画 ◯月◯日、区長になる女。』は、杉並区初の女性区長・岸本聡子を誕生させた選挙戦の裏側を中心に、日本の民主主義を問う作品だ。劇場公開されるや、チケットを取るのが困難なほど観客が殺到した作品であり、観れば日本の政治の「変化」を感じられるのではないかと思う
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【抵抗】映画『熊は、いない』は、映画製作を禁じられた映画監督ジャファル・パナヒの執念の結晶だ
映画『熊は、いない』は、「イラン当局から映画製作を20年間も禁じられながら、その後も作品を生み出し続けるジャファル・パナヒ監督」の手によるもので、彼は本作公開後に収監させられてしまった。パナヒ監督が「本人役」として出演する、「ドキュメンタリーとフィクションのあわい」を縫うような異様な作品だ
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【絶望】安倍首相へのヤジが”排除”された衝撃の事件から、日本の民主主義の危機を考える:映画『ヤジと…
映画『ヤジと民主主義 劇場拡大版』が映し出すのは、「政治家にヤジを飛ばしただけで国家権力に制止させられた個人」を巡る凄まじい現実だ。「表現の自由」を威圧的に抑えつけようとする国家の横暴は、まさに「民主主義」の危機を象徴していると言えるだろう。全国民が知るべき、とんでもない事件である
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【狂気】映画『ニューオーダー』の衝撃。法という秩序を混沌で駆逐する”悪”に圧倒されっ放しの86分
映画『ニューオーダー』は、理解不能でノンストップな展開に誘われる問題作だ。「貧富の差」や「法の支配」など「現実に存在する秩序」がひっくり返され、対極に振り切った「新秩序」に乗っ取られた世界をリアルに描き出すことで、私たちが今進んでいる道筋に警鐘を鳴らす作品になっている
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【狂気】入管の収容所を隠し撮りした映画『牛久』は、日本の難民受け入れ問題を抉るドキュメンタリー
映画『牛久』は、記録装置の持ち込みが一切禁じられている入管の収容施設に無許可でカメラを持ち込み、そこに収容されている難民申請者の声を隠し撮りした映像で構成された作品だ。日本という国家が、国際標準と照らしていかに酷い振る舞いをしているのかが理解できる衝撃作である
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【驚愕】ベリングキャットの調査報道がプーチンを追い詰める。映画『ナワリヌイ』が示す暗殺未遂の真実
弁護士であり、登録者数640万人を超えるYouTuberでもあるアレクセイ・ナワリヌイは、プーチンに対抗して大統領選挙に出馬しようとしたせいで暗殺されかかった。その実行犯を特定する調査をベリングキャットと共に行った記録映画『ナワリヌイ』は、現実とは思えないあまりの衝撃に満ちている
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【デモ】クーデター後の軍事政権下のミャンマー。ドキュメンタリーさえ撮れない治安の中での映画制作:…
ベルリン国際映画祭でドキュメンタリー賞を受賞したミャンマー映画『ミャンマー・ダイアリーズ』はしかし、後半になればなるほどフィクショナルな映像が多くなる。クーデター後、映画制作が禁じられたミャンマーで、10人の”匿名”監督が死を賭して撮影した映像に込められた凄まじいリアルとは?
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【信念】映画『ハマのドン』の主人公、横浜港の顔役・藤木幸夫は、91歳ながら「伝わる言葉」を操る
横浜港を取り仕切る藤木幸夫を追うドキュメンタリー映画『ハマのドン』は、盟友・菅義偉と対立してでもIR進出を防ごうとする91歳の決意が映し出される作品だ。高齢かつほとんど政治家のような立ち位置でありながら、「伝わる言葉」を発する非常に稀有な人物であり、とても興味深かった
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【悲劇】大川小学校はなぜ津波被害に遭ったのか?映画『生きる』が抉る現実と国家賠償請求の虚しさ
東日本大震災において、児童74人、教職員10人死亡という甚大な津波被害を生んだ大川小学校。その被害者遺族が真相究明のために奮闘する姿を追うドキュメンタリー映画『生きる』では、学校の酷い対応、出来れば避けたかった訴訟、下された画期的判決などが描かれ、様々な問題が提起される
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【映画】『戦場記者』須賀川拓が、ニュースに乗らない中東・ウクライナの現実と報道の限界を切り取る
TBS所属の特派員・須賀川拓は、ロンドンを拠点に各国の取材を行っている。映画『戦場記者』は、そんな彼が中東を取材した映像をまとめたドキュメンタリーだ。ハマスを巡って食い違うガザ地区とイスラエル、ウクライナ侵攻直後に現地入りした際の様子、アフガニスタンの壮絶な薬物中毒の現実を映し出す
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【傑物】フランスに最も愛された政治家シモーヌ・ヴェイユの、強制収容所から国連までの凄絶な歩み:映…
「フランスに最も愛された政治家」と評されるシモーヌ・ヴェイユ。映画『シモーヌ』は、そんな彼女が強制収容所を生き延び、後に旧弊な社会を変革したその凄まじい功績を描き出す作品だ。「強制収容所からの生還が失敗に思える」とさえ感じたという戦後のフランスの中で、彼女はいかに革新的な歩みを続けたのか
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【衝撃】匿名監督によるドキュメンタリー映画『理大囲城』は、香港デモ最大の衝撃である籠城戦の内部を映す
香港民主化デモにおける最大の衝撃を内側から描く映画『理大囲城』は、とんでもないドキュメンタリー映画だった。香港理工大学での13日間に渡る籠城戦のリアルを、デモ隊と共に残って撮影し続けた匿名監督たちによる映像は、ギリギリの判断を迫られる若者たちの壮絶な現実を映し出す
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【解説】実話を基にした映画『シカゴ7裁判』で知る、「権力の暴走」と、それに正面から立ち向かう爽快さ
ベトナム戦争に反対する若者たちによるデモと、その後開かれた裁判の実話を描く『シカゴ7裁判』はメチャクチャ面白い映画だった。無理筋の起訴を押し付けられる主席検事、常軌を逸した言動を繰り返す不適格な判事、そして一枚岩にはなれない被告人たち。魅力満載の1本だ
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【あらすじ】映画『モーリタニアン 黒塗りの記録』で描かれる、グアンタナモ”刑務所”の衝撃の実話は必見
ベネディクト・カンバーバッチが制作を熱望した衝撃の映画『モーリタニアン 黒塗りの記録』は、アメリカの信じがたい実話を基にしている。「9.11の首謀者」として不当に拘束され続けた男を「救おうとする者」と「追い詰めようとする者」の奮闘が、「アメリカの闇」を暴き出す
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【執念】「桶川ストーカー事件」で警察とマスコミの怠慢を暴き、社会を動かした清水潔の凄まじい取材:…
『殺人犯はそこにいる』(文庫X)で凄まじい巨悪を暴いた清水潔は、それよりずっと以前、週刊誌記者時代にも「桶川ストーカー殺人事件」で壮絶な取材を行っていた。著者の奮闘を契機に「ストーカー規制法」が制定されたほどの事件は、何故起こり、どんな問題を喚起したのか
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【あらすじ】嵐莉菜主演映画『マイスモールランド』は、日本の難民問題とクルド人の現状、入管の酷さを描く
映画『マイスモールランド』はフィクションではあるが、「日本に住む難民の厳しい現実」をリアルに描き出す作品だ。『東京クルド』『牛久』などのドキュメンタリー映画を観て「知識」としては知っていた「現実」が、当事者にどれほどの苦しみを与えるのか想像させられた
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【差別】映画『チェチェンへようこそ ゲイの粛清』の衝撃。プーチンが支持する国の蛮行・LGBT狩り
プーチン大統領の後ろ盾を得て独裁を維持しているチェチェン共和国。その国で「ゲイ狩り」と呼ぶしかない異常事態が継続している。映画『チェチェンへようこそ ゲイの粛清』は、そんな現実を命がけで映し出し、「現代版ホロコースト」に立ち向かう支援団体の奮闘も描く作品
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【衝撃】権力の濫用、政治腐敗を描く映画『コレクティブ』は他人事じゃない。「国家の嘘」を監視せよ
火災で一命を取り留め入院していた患者が次々に死亡した原因が「表示の10倍に薄められた消毒液」だと暴き、国家の腐敗を追及した『ガゼタ』誌の奮闘を描く映画『コレクティブ 国家の嘘』は、「権力の監視」が機能しなくなった国家の成れの果てが映し出される衝撃作だ
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【衝撃】『殺人犯はそこにいる』が実話だとは。真犯人・ルパンを野放しにした警察・司法を信じられるか?
タイトルを伏せられた覆面本「文庫X」としても話題になった『殺人犯はそこにいる』。「北関東で起こったある事件の取材」が、「私たちが生きる社会の根底を揺るがす信じがたい事実」を焙り出すことになった衝撃の展開。まさか「司法が真犯人を野放しにする」なんてことが実際に起こるとは。大げさではなく、全国民必読の1冊だと思う
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【悲哀】2度の東京オリンピックに翻弄された都営アパートから「公共の利益」と「個人の権利」を考える:…
1964年の東京オリンピックを機に建設された「都営霞ケ丘アパート」は、東京オリンピック2020を理由に解体が決まり、長年住み続けた高齢の住民に退去が告げられた。「公共の利益」と「個人の権利」の狭間で翻弄される人々の姿を淡々と映し出し、静かに「社会の在り方」を問う映画
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在日コリアン4世の監督が、北朝鮮脱北者への取材を元に作り上げた壮絶なアニメ映画『トゥルーノース』は、私たちがあまりに恐ろしい世界と地続きに生きていることを思い知らせてくれる。最低最悪の絶望を前に、人間はどれだけ悪虐になれてしまうのか、そしていかに優しさを発揮できるのか。
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【弾圧】香港デモの象徴的存在デニス・ホーの奮闘の歴史。注目の女性活動家は周庭だけじゃない:映画『…
日本で香港民主化運動が報じられる際は周庭さんが取り上げられることが多いが、香港には彼女よりも前に民主化運動の象徴的存在として認められた人物がいる。映画『デニス・ホー ビカミング・ザ・ソング』の主人公であるスター歌手の激動の人生を知る
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日本の「難民認定率」が他の先進国と比べて異常に低いことは知っていた。しかし、日本の「難民」を取り巻く実状がこれほど酷いものだとはまったく知らなかった。日本で育った2人のクルド人難民に焦点を当てる映画『東京クルド』から、日本に住む「難民」の現実を知る
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【実話】権力の濫用を監視するマスコミが「教会の暗部」を暴く映画『スポットライト』が現代社会を斬る
地方紙である「ボストン・グローブ紙」は、数多くの神父が長年に渡り子どもに対して性的虐待を行い、その事実を教会全体で隠蔽していたという衝撃の事実を明らかにした。彼らの奮闘の実話を映画化した『スポットライト』から、「権力の監視」の重要性を改めて理解する
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【絶望】権力の濫用を止めるのは我々だ。映画『新聞記者』から「ソフトな独裁国家・日本」の今を知る
私個人は、「ビジョンの達成」のためなら「ソフトな独裁」を許容する。しかし今の日本は、そもそも「ビジョン」などなく、「ソフトな独裁状態」だけが続いていると感じた。映画『新聞記者』をベースに、私たちがどれだけ絶望的な国に生きているのかを理解する
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国の諜報機関の職員でありながら、「イラク戦争を正当化する」という巨大な策略を知り、守秘義務違反をおかしてまで真実を明らかにしようとした実在の女性を描く映画『オフィシャル・シークレット』から、「法を守る」こと以上に重要な生き方の指針を学ぶ
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