社会経験や実体験は乏しいですが、様々な社会問題・社会情勢に関する本は多数読んできました。貧困や気候変動など、日本や世界が抱える問題は山のようにあります。それらの中には、ニュースではあまり報じられない、あるいはネットの検索ではなかなかたどり着けない情報もあります。本を読んでいるからこそ知ることができる知識について、4000冊以上の本と500本以上の映画をベースに書いていきます。
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社会の知見を広げる【本・映画の感想】
【信念】「断らない救急」「究極の社会奉仕」である名古屋掖済会病院救急医療センターを描く映画:『その鼓動に耳をあてよ』(監督:足立拓朗)
映画『その鼓動に耳をあてよ』では、開院以来ずっと「断らない救急」というモットーを掲げ続ける名古屋掖済会病院の救命救急センター(ER)に密着したドキュメンタリー映画だ。私はまず何よりも「心理的安全性が確保された職場」に感動したし、その上で、「社会問題への対応も含めた辛い労働環境」の現実に圧倒させられてしまった -
社会の知見を広げる【本・映画の感想】
【不可能】映画『カウントダウン』は、我々日本人が”運良く”経験せずに済んだ最悪な事態を描く(主演:アンディ・ラウ)
映画『カウントダウン』は、私たち日本人にとっては「本当にあり得たかもしれない現実」を描き出す物語で、まずはそのリアリティに圧倒された。「香港が壊滅するかもしれない」という状況に対処する対策本部の混乱や現場の消防隊員の奮闘を描きながら、人間ドラマをふんだんに盛り込んだ、エンタメとしても面白い1作 -
社会の知見を広げる【本・映画の感想】
【壮絶】救命救急を扱う映画『アスファルト・シティ』は、「命」に関する重要かつ不謹慎な問いを突きつける(主演:ショーン・ペン、タイ・シェリダン)
映画『アスファルト・シティ』は、救急救命隊員のリアルな現実を描き出す過程で、「命」についての不謹慎かつ無視できない難しい問いが投げかけられる作品だ。この記事では、作中で描かれる具体的な状況には触れないが、「死んでもいい命はあるか?」と「ミスは責められるべきか?」について考えてみたいと思う -
社会の知見を広げる【本・映画の感想】
【異常】映画『能登デモクラシー』は、震災を契機にした地方政治(穴水町)の変革の兆しを映し出す(監督:五百旗頭幸男)
映画『能登デモクラシー』は、石川県穴水町を舞台に「地方政治のお粗末さ」を切り取りつつ、その後起こった震災によるドタバタとそれ以降の変化まで映し出すドキュメンタリー映画だ。さらに、本作における主人公的存在である、穴水町議会を批判する手書き新聞の発行人・滝井元之の人柄も実に素晴らしく、彼の妻も併せて実に魅力的だった -
社会の知見を広げる【本・映画の感想】
【生きる】映画『それでも私は』は、オウム真理教・麻原彰晃の三女・松本麗華の現在を追う衝撃作
映画『それでも私は Though I'm His Daughter』は、オウム真理教の教祖・麻原彰晃の三女である松本麗華に密着したドキュメンタリー映画だ。彼女は「父親が松本智津夫である」というだけの理由で排除され、そればかりか国家からも虐げられている。あまりにも酷すぎる現実だ。加害者家族が苦しむ社会は間違っていると私は思う -
社会の知見を広げる【本・映画の感想】
【壮絶】映画『フロントライン』は「コロナパンデミックの発端」におけるDMATの奮闘をリアルに描く(監督:関根光才、主演:小栗旬、松坂桃李、池松壮亮、窪塚洋介)
映画『フロントライン』は、ド級の役者が集ったド級のエンタメ作品でありながら、「フィクションっぽさ」が非常に薄い映画でもあり、「起こった出来事をリアルに描く」という制作陣の覚悟が感じられた。マスコミ報道を通じて知ったつもりになっている「事実」が覆される内容で、あの時の混乱を知るすべての人が観るべき映画だと思う




