目次
はじめに
この記事で取り上げる映画
この映画をガイドにしながら記事を書いていきます
今どこで観れるのか?
現状、配信等では観られなさそうです。
この記事の3つの要点
- 北朝鮮内で自由に発言できる「韓国系デンマーク人」の存在と、マッツ・ブリュガーの思惑
- 「レベルの低いショー」を提示することで炙り出した「北朝鮮にとっての『友好』の意味」
- 世話役の女性に対する激しい嫌悪感と、その変化
マッツ・ブリュガーがこの映画を制作したことで、北朝鮮国内で何人か処刑されたんじゃないだろうか
自己紹介記事
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マッツ・ブリュガーというドキュメンタリー映画監督のことを知っていたわけではなかったが、予告やポスターなどで興味を抱いて観た映画がたまたま彼のものだったことが2回ある。『誰がハマーショルドを殺したか』と『THE MOLE』だ。この2作もかなりぶっ飛んだ異常な映画だったが、彼の作品だと知った上で観たこの『ザ・レッド・チャペル』もかなり衝撃的な映画だった。「友好」の名の元に北朝鮮入りし、許可を得て撮影した映像を編集して、北朝鮮の実態を暴き出す本作を作り上げた監督は、北朝鮮を激怒させたことで出禁となってしまう。そしてなんと、そのことが結果として、後に制作する『THE MOLE』へと繋がっていくことになるのである。
この映画で描かれる北朝鮮の姿は、日本人にとっては「分かりきった現実」と捉えられるかもしれない。しかしその真実を撮影したマッツ・ブリュガーの”笑撃”の奇策と、そこから展開される物語にはかなり惹きつけられるのではないかと思う。
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世界は北朝鮮をどう捉えているか
マッツ・ブリュガーは、韓国系デンマーク人2人と共に北朝鮮入りしたのだが、その内の1人であるヤコブが、ある場面でこんなことを言う。
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ヤコブは正直、マッツの北朝鮮入りの意図をそこまで正確に理解してはいないのだろう。だから、「北朝鮮という国家に対して騙し討ちするような振る舞い」に疑問を投げかけたのだと思う。それに対してマッツは、「北朝鮮に対しては無い」と断言していた。
マッツの感覚は、日本人であればそう違和感を抱くようなものではないだろう。日本人にとって「北朝鮮」という国は、拉致問題やミサイルの発射など根深い禍根を抱える相手だ。地理的に近いこともあり、否応なしに付き合わざるを得ない国でもある。だから、北朝鮮の一挙手一投足は、日本に対して「悪いもの」として届くし、我々日本人は北朝鮮に対してなかなか友好的な感覚を持てないはずだ。
しかし、世界に目を向けると違った光景が見えてくる。約80%の国が、北朝鮮と正常な国交を結んでいるのだ。日本のように、北朝鮮との国交を断絶している国の方が珍しい。かつて金正男がマレーシアで暗殺されたが、マレーシアが犯行の地に選ばれたのは、北朝鮮の友好国だったからだという話を聞いたこともある。国交を結んでいるすべての国が北朝鮮と友好的なわけではないだろうし、ミサイル発射を続ける近年では対応が変わっているかもしれないが、少なくとも、日本人が思っているほどには北朝鮮は嫌われてはいないようだ。
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また、映画『THE MOLE』では、「デンマーク北朝鮮友好協会」という団体を通じて北朝鮮に潜入する様が描かれ、世界規模の北朝鮮友好団体「KFA」の存在も紹介される。このように、動機や思惑はともあれ、「北朝鮮と友好関係を築きたい」と積極的に考える団体も、世界中に存在しているというわけだ。
このような事実を理解しておかなければ、ヤコブの感覚はなかなか理解しにくいかもしれない。彼は、私たちが持っているような「北朝鮮に対する嫌悪」を訪朝した時点では抱いておらず、だからこそマッツの「北朝鮮を悪く扱うような振る舞い」に疑問を抱くのだ。当然マッツは、北朝鮮がどのような国なのか理解しており、
北朝鮮の邪悪さを世界に示せると思った。
という動機を持って、ヤコブらを利用して北朝鮮に潜入しているのである。
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さてそんなヤコブは、滞在中に北朝鮮という国家に対して強い拒否反応を示すようになっていく。
耐えられない。
僕にはなにも出来ない。僕は役立たずだ。
あんなウソっぱち、どうにも我慢ならない。
笑うフリをして、我慢し続けた。求められた役割を演じていただけだ。
あんなの、とても耐えられない。
ある場面で彼はこんな風に泣き叫ぶ。一体彼は何を見たのか。それは、私たち日本人には割とお馴染みの、「北朝鮮が歓迎の印として、張り付いたような笑顔で歌い踊る様」である。確かに、北朝鮮がどんな国なのか知らずにそんな光景を見せられたら、かなりの恐怖を抱くだろう。ヤコブらは、表向き「友好」のために北朝鮮入りしていることもあり、どこに行っても歓待を受ける。しかしそのもてなしがあまりにも異様に感じられたために、ヤコブには恐怖心の方が勝ってしまったのだ。
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しかしマッツとしては、ヤコブが「恐怖」を抱いているなどと北朝鮮側に悟られるわけにはいかない。マッツはあらゆる場面でどうにか言い繕って切り抜け、ヤコブにも、
君と僕の安全を確保するために、嘘をつかなければならないんだ。
と状況を説明する。そして、マッツが明らかに北朝鮮側に嘘をついていることをヤコブは理解し、そのことに心が咎めないのかと責め立てているというわけだ。ヤコブは、目の前の光景に恐怖を抱きつつも、北朝鮮を「邪悪」だと捉えるまでには至っていないのだろう。
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ヤコブの振る舞いから、「世界が北朝鮮をどう捉えているのか」も理解できるのではないかと思う。
なぜヤコブは、北朝鮮内で自由な発言が可能なのか?
さて、人によっては、ここまでの記述に違和感を覚えた方もいるかもしれない。言動が厳しく制約されるはずの北朝鮮で、ヤコブは何故これほど自由に振る舞えるのか、と。マッツは、北朝鮮でかなり自由に撮影が許されている。こんな場面普通はなかなか撮影できないだろうという状況でも当たり前のようにカメラが回せているのだ。ただ当然のことながら、撮影したテープはすべて北朝鮮の検閲が入る。すべてのデータを提出して、ダメだと判断されれば没収されてしまうのだ。
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映画を観ていると、ヤコブとマッツのやり取りは、明らかに「アウト」なものが多い。北朝鮮が、そんなヤバい会話が収録された映像に許可を出すとは考えられない。しかしそんな映画が普通に公開されているのだ。
ここに、マッツの非常に強かな戦略が隠されている。
そもそも、彼らがデンマーク人であることは有利に働いている。母語がデンマーク語というわけだ。恐らくだが、北朝鮮にはデンマーク語に長けた者はそう多くないだろう。マッツは英語が喋れるし、マッツ・ヤコブと共に北朝鮮入りしたシモンも英語を話すことができる。また、北朝鮮側からはパクさんという、表向きは通訳、実際は監視役という女性が送り込まれているので、コミュニケーションに支障が出ることはない。一方、ヤコブは英語を話せないので、デンマーク語で話すヤコブの話を北朝鮮側は理解できないのだ。
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しかし決してそれだけではない。ヤコブがデンマーク語しか話せないというだけでは、北朝鮮にデンマーク語に長けた者がいた場合にリスクが増してしまう。
そこでマッツは、ヤコブのある特徴を利用した。彼は「脳性まひ」を患っているのだ。だから、ヤコブが話すデンマーク語は、かなり聞き取りにくいのだと推察できる。マッツは母語なのでヤコブの言葉を聞き取れるが、デンマーク語を学んだ外国人には容易ではないのだろう。だから、ヤコブがどんな発言をしようが、それを直接北朝鮮側に聞かれる心配はないのである。マッツは、ヤコブが何か発言する度、聞こえのいい適当な言葉に変換してごまかしているのだ。
そのような事情があるため、ヤコブだけが北朝鮮で自由に発言できるのである。さらに彼の「脳性まひ」は、北朝鮮入りを果たすためのさらなる大きな役割を演じてもいる。マッツの「奇策」は、結果として見事にハマったと言っていいだろう。
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「韓国系デンマーク人」「脳性まひ」の2要素を見事に利用して北朝鮮入りを果たした一行
それでは、マッツがいかにして北朝鮮入りを果たしたのかについて触れていこう。マッツの作戦は、「北朝鮮の弱み」を絶妙に衝いたものであり、倫理的に問題だと感じる方もいると思うが、そうでもしなければなかなかこんな映画を作れなかったとも言えるだろう。
マッツは、ヤコブとシモンの2人を「コメディアン」に仕立て、彼らが友好のためにショーを行うという名目を作り上げた。ヤコブもシモンもコメディアンではないが、「権力者はコメディアンが好きだ」というマッツの独断により、即席でコンビを組むことになったのである。
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だから、彼らのショーは非常にレベルが低い。マッツも当然そのことは理解している。恐らくだが、「こんなレベルの低いショーでも、『友好』という名目であれば北朝鮮は飛びつくのではないか」という思惑もマッツにはあったことだろう。マッツとしては、北朝鮮から何らかの反応を引き出すのが目的なのだから、引っ掛かりは多い方がいいことになる。
しかしそんなマッツにも気がかりな点はあった。それは、「あまりにレベルが低いからショーは取りやめにしよう」という決断が下ることだ。彼らのショーは、国立劇場で披露される予定になっていた。伝統と格式のある舞台であり、日本で言うと帝国劇場や歌舞伎座をイメージすればいいのかもしれない。そんな場所で、昨日今日組んだばかりの素人コメディアンのショーなど行えないと判断される可能性は十分にある。
実際、北朝鮮側は川辺で彼らのショーを目にし、非常に渋い顔をしていた。明らかに、困惑している表情だ。しかし最終的に中止に言及することはなかった。
その理由について、マッツは2つの想像を挙げている。
1つが、先程触れたヤコブの「脳性まひ」だ。北朝鮮には以前から、「障害者は生まれた時に殺す」「一生施設に閉じ込めておく」などの噂が存在するという。そんな疑惑を払拭するため、対外的に「ヤコブを大切に扱っている」とアピールすることが北朝鮮にとってプラスになるという思惑があるのではないか、というわけだ。
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そしてもう1つの理由が、2人が「韓国系デンマーク人」であるという点だ。ヤコブもシモンも共に、韓国で生まれながらデンマークに養子に出された過去を持つ。
北朝鮮は、2人のショーを行うことで、「朝鮮から養子に出された者が、”南”ではなく”北”を選んで凱旋した」とアピールしたいと考えたのだろう。少なくともマッツはそのように推測していた。恐らくこの点がショー開催の可否に直結するだろうと考えたマッツは、ことあるごとに彼らを「デンマーク系朝鮮人」と呼んでいた。物は言いようである。
このように彼は、ヤコブの「脳性まひ」さえも巧みに利用して、「北朝鮮での自由な撮影」を勝ち取った。繰り返すが、「倫理的にアウト」と感じる人が多いだろうと思う。しかし、このような策略を駆使しなければ北朝鮮を正面突破できないこともまた事実なのである。
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“優しい監視役”の「偏見」、そして“文化を押し付ける”北朝鮮
通訳兼監視役であるパクさんは、ヤコブを実の息子のように可愛がる。「北朝鮮にいる」という事実を忘れられれば、とても良い関係に見えるかもしれない。
しかしヤコブは、パクさんに対して大いに違和感を覚える。
異常で薄気味悪い気分がする。息が詰まる思いだ。
全部この女性のせいだよ。
言葉が通じないことを良いことに、ヤコブはパクさんが甲斐甲斐しく世話をしてくれている最中にもこんなことを口にする。
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その違和感は、障害を持つヤコブだからこそ敏感に感じ取るものでもあると言えるだろう。
彼らがイカれてると感じるのは、僕に対して異常に親切であることだ。
でも僕にははっきり分かる。
彼らは心底、僕を軽蔑しているんだ。
障害を持つ者との接し方に普遍的な「正解」など存在しないだろうが、客観的に見て、パクさんの態度は確かに「不自然」と言えるかもしれない。言葉で説明するのは難しいが、なるべくシンプルに表現すると、「同類としては見ていない」という感じだろうか。ヤコブはきっと、「同じ人間としては扱われていない」ということへの嫌悪感を抱いているのだと思う。パクさんが優しく振る舞えば振る舞うほど、その違和感はヤコブの中に積もっていくことになる。パクさんのこの態度は、「いかに北朝鮮が『障害を持つ者を大事にしている』とアピールしたいか」の裏返しだとも言えるだろう。映像が客観的に示す現実以上の醜悪さが滲み出る世界だと私には感じられた。
また、ショーに関しても様々な違和感が募っていく。彼らは、「文化的友好」を掲げながらも、結局のところ「北朝鮮文化の押し付け」しか頭にないからだ。
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2人のショーを取り仕切る北朝鮮側の舞台監督は、ヤコブとシモンのリハーサルを見て、「中身をがらりと変えよう」と提案する。これは、「変えなければ上演はさせない」という意味に受け取っていいと思う。というのも、北朝鮮入りする前の打ち合わせでは、ショーに合わせて楽団が演奏することになっていたのだが、リハーサルの時間になっても楽団は劇場に現れなかったからだ。あまりにレベルが低いから楽団を関わらせるのは止めようという判断が下されたのだろうし、またこのことは、「我々の主張を呑まなければショーは行わせない」という宣言でもあると私は受け取った。
もちろん、ショーのレベルが低いことは、3人とも理解している。だから、変更を受け入れること自体に抵抗はない。しかし、北朝鮮側が突きつける「変更」は、3人にとって「支離滅裂」「意味不明」としか感じられないものだった。確かに、その一部を観ている観客にも、まったく何をしているのか理解できないだろう。さらに、事前の打ち合わせでは「イデオロギー的な主張は含めない」と約束していたにも拘わらず、あっさり反故にし、「朝鮮は1つ」というセリフを入れ込んでくる始末である。
ヤコブもシモンも当然、北朝鮮による「改悪」に納得しない。しかしマッツは、「とにかく上演することが重要だ」として2人を説得、どうにかショーの開催にこぎつけるべく奮闘した。
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マッツはこのような一連の展開について、次のように語っている。
北朝鮮にとっての「文化交流」とは、北朝鮮の文化を一方的に押し付けることなのだ。
2人の当初のショープランには入っていた「デンマーク的要素」がすべて排除されただけでなく、3人にはまったく理解できない「北朝鮮的要素」が入れ込まれたショーを、なんだか分からないまま演じさせられるのだ。そうも言いたくなるだろう。
これはある意味で、「レベルの低いショー」を用意していたことによる”効果”と言えるのかもしれない。、ドキュメンタリー映画としては興味深い展開になったと言えるが、北朝鮮という国家の異常さを如実に示すシーンでもあったと感じさせられた。
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平壌の「日常」が映し出される映画
主目的は「公演を行うこと」であるとは言え、彼らは訪朝後、市内の観光なども行っている。もちろん、その際に撮られた映像もすべて検閲済みであるし、「北朝鮮が対外的に見せたいと考える光景」しか映っていないと言っていいだろう。しかしそうだとしても、私たち日本人でも普段なかなか見る機会がないだろう「平壌の一般市民の『日常』」が映し出されるのは非常に興味深いと思う。
マッツは、平壌の人々をカメラで撮影しながら、こんな風に考える。
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平壌の市民は、現政権が用意した舞台上で演技をするエキストラだ。
言い得て妙という感じだろう。中国やロシアなど、独裁に近い国家でも、市民は言論などを一定以上封じられているだろうし、そういう国は世界中様々に存在すると思う。しかし、一挙手一投足に到るまで管理するようなレベルで統制を行う国は北朝鮮ぐらいではないだろうか。「エキストラ」という表現はピッタリだ。
また映画では、平壌の人々が「泣く」場面も映し出されるのだが、それについてもマッツはこんな風に捉えている。
最高指導者を思って泣くことは、国民が辛さや悲しみを表現する唯一の手段だ。
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「本当の感情」を吐露することが許されない国では、「最高指導者のために泣く」という行為が、自身の感情の発露の隠れ蓑になっているという指摘だ。マッツ・ブリュガーという映画監督は、「北朝鮮」という国家をかなり適切に捉えていると感じられる。
また、小学生と思しき少女たちが、マッツらに歓迎のための踊りを披露してくれる場面もあった。彼女たちは、その場から離れるマッツらに拍手してくれるのだが、そのシーンにはこんなナレーションが入る。
この風景こそが、北朝鮮の日常と言っていいだろう。
恐怖からの拍手。
カメラが回り続ける限り、手を叩き続けるのだ。
行き届きすぎた国家による統制が、異常なレベルに達してしまった「北朝鮮」という国家の「現実」を、奇策によって潜入を果たした異端児が映し出す映画であり、出禁になってまで制作した価値があると感じられるような、衝撃に満ちた映画だった。
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戦争・世界情勢【本・映画の感想】 | ルシルナ
日本に生きているとなかなか実感できませんが、常に世界のどこかで戦争が起こっており、なくなることはありません。また、テロや独裁政権など、世界を取り巻く情勢は様々で…
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