目次
はじめに
この記事で取り上げる映画
監督:キム・ヨンファ, Writer:キム・ヨンファ, 出演:ソル・ギョング, 出演:ド・ギョンス, 出演:キム・ヒエ, 出演:チョ・ハンチョル
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この映画をガイドにしながら記事を書いていきます
この記事の3つの要点
- 「それもう無理じゃん!」という状況を何度も乗り越える展開に圧倒させられた
- 5年前の事故を機に職を辞したかつての月面着陸プロジェクトの責任者を中心に、様々な葛藤を描き出していく
- 舞台の半分以上が宇宙空間か月面であり、その圧倒的な映像体験も見事な作品
宇宙の「壮大さ」とそのあまりの「遠さ」を改めて実感させる物語でもある
自己紹介記事
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韓国映画『THE MOON』は、「絶対無理じゃん!」という月面での遭難を中心に、人間ドラマを描き出す
あまりにも不可能すぎる状況から始まる弩級の物語
韓国映画を好んで鑑賞しているわけではないが、時々観てみると、やはりそのエンタメ性に圧倒される。本作も、エンタメという意味では圧巻だった。本当によく出来た物語で、「エンタメを観て感動して気分を上げたい!」みたいな人にはピッタリな作品だと思う。
少し前に観た『非常宣言』という韓国映画も同じだったが、本作『THE MOON』も、「その状況をどうにかするの絶対に無理じゃん!」としか思えない事態に何度も襲われる物語である。映画『非常宣言』は、「飛行機内で未知のウイルスがばらまかれる」という「どう考えてもジ・エンドでしかない状況」からスタートするのだが、本作も「月面で遭難した宇宙飛行士を救助する」という、なかなかの不可能状況なのだ。本作の場合、中盤ぐらいまではそこまで酷い状況に置かれないのだが、中盤以降は「いやいや、無理無理!」みたいな状況が連続するのである。1つクリアしても次々に不可能状況が襲う展開であり、よくもまあこんな物語を作り上げたものだと思う。
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しかも、これはあくまでも素人判断に過ぎないが、本作で提示される「対処の仕方」は現実にも実現可能なものに見えた。専門家の目にどのように映るのか分からないが、私には「なるほど、その手があったか!」と感じられるシーンが多かったのだ。凄いものである。対処の仕方にリアリティを感じられないとストーリーになかなか入り込めないが、「そのやり方ならどうにかなりそうな気がする」と感じられるライン上で物語が展開していくので、作中の色んな描写が受け入れやすくなるだろうと思う。
さて、「リアリティ」の話をしたので、1つ先に書いておきたいことがある。本作には「宇宙空間で『炎が上がる爆発』が起こる」という描写があるのだが、これは「映画的なウソ」ではないだろうか。酸素が存在しない宇宙空間では「燃焼」という現象は起こらないからだ。そのため、「炎が上がる爆発」にもならないと思うのだけど、どうだろう。凄く自信があるわけではないが、そんな気がする。ただ、仮にこれが「ウソの描写」なのだとしても、映画としてはそれでいいと思う。別に、物語の展開的に重要なシーンというわけではないし、であれば「観客に分かりやすくウソをつく」のも映画の役割だろう。ただ個人的には、「実際にこのような爆発が起こるのだろうか?」という点は気になるところである。
映画『THE MOON』の内容紹介
KASC(韓国航空宇宙センター)は5年前にある挑戦を行った。アメリカに次いで2番目となる「月への有人飛行」のためにナレ号の発射にこぎつけたのだ。しかしナレ号は発射直後に爆発。搭乗していた3人の宇宙飛行士は命を落としてしまう。この事故を機に、韓国は国際宇宙連合から除名されてしまったが、韓国は諦めなかった。単にロマンを追い求めるためだけではない。月には、地球での使用量換算で1万年分に相当するヘリウム3が存在すると推定されていたのだ。そして、その地下資源の開発競争に名乗りを上げるためにも、再び月を目指すことにしたのである。
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そして2029年12月、新たに作られたウリ号に3人の宇宙飛行士が乗り、月に向けて打ち上げられた。今回は爆発することもなく順調に進んでいる。
しかしウリ号が月周回軌道に入る直前、予期せぬ出来事が起こった。太陽フレアの活発な活動により太陽風が発生したのだ。近年稀に見る規模であり、地球上でも様々な通信障害がもたらされた。当然、大気の存在しない宇宙空間にいるウリ号の被害はさらに甚大なものとなる。羅老宇宙センターは一時、ウリ号と連絡が取れない状態に陥ってしまったほどだ。
やがて通信は再開されたが、ウリ号から最悪の報告が届いた。船長ともう1人の乗組員が死亡したというのだ。彼らは、センターからの「船外活動禁止」の指示を無視して、太陽風による損害箇所を修繕するために船外にいた。そして、燃料漏れによる爆発に巻き込まれそのまま死亡したのである。生き残ったのは、船内に残っていたァン・ソヌただ1人。さらに、彼がいるウリ号の司令船は温度調節機能が失われるなど損傷が激しかったこともあり、長官は「月への着陸」というミッションを断念すると決断した。そして長官はさらに「ソヌだけでも救え」と指示を出すのだが、実は1つ大きな問題があった。司令船の設計者が既に、KASCを退所していたのである。
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長官は、2人いるという司令船の設計者を呼び戻せと告げるが、1人は既に、5年前の事故の責任を取るような形で自殺していた。そしてもう1人が、事故後にKASCを退所し、ソベク山天文台の研究員へと転身していたキム・ジェグクである。
ジェグクは元々NASAで働いていたのだが、5年前、月探査プロジェクトにどうしても力を貸してほしいと請われ韓国に戻った。そして責任者としてナレ号の開発に携わったのだが、結果は惨憺たる失敗。そしてそれ以後、宇宙開発に関わったことはない。
しかしそれでもジェグクは、5年のブランクなどまったく感じさせない的確な指示で、司令船の温度調節機能を回復してみせた。さすがの手腕である。しかしソヌには、マイクを通じて指示を飛ばす人物が誰なのか分からなかった。そこでジェグクに「あなたは誰ですか?」と尋ねるのだが、それによってこの2人の関係が明らかになる。
ソヌはなんと、司令船の設計者の1人である自殺したファン博士の息子だったのだ。ジェグクとソヌは、ファン博士の葬儀の席で少し顔を合わせたことがあった。ソヌも、ジェグクが誰なのかはっきりと理解できたようである。
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さて、ジェグクはその後、今もNASAに勤務している元妻ムニョンと連絡を取り、NASA管轄の月周回有人拠点ルナー・ゲートウェイとドッキングさせてほしいと頼み込んだ。ムニョンは次期長官とも目されているディレクターで、与えられた権限も大きいのだが、しかし彼女には元夫の頼みを受け入れられない事情があった。太陽風はルナー・ゲートウェイにも多大な損傷を与えていたのだ。結局ジェグクは、韓国だけの力でソヌ救出を目指すしかなくなってしまったのである。
しかし、元妻に連絡するため管制室から離れていたジェグクが戻ると、なんと状況は一変していた。ソヌが救助を待つのではなく、月面着陸のための準備を始めていたのだ。ソヌは考えていた。今自分に指示を出している男は、父を救えなかった奴だ。そんな男の指示など、聞きたくもない。それに、無惨にも命を落としてしまった2人の遺志も継がなくては。であれば、ここで救助を待つのではなく、国のために、そして2人のためにも月を目指すべきではないだろうか……。
視覚的にも人間関係的にも、とても見事な物語
上記の内容紹介は結構長くなったし、読んだ方は「書きすぎでは?」と感じたかもしれない。しかし、私が説明した部分はまだまだ全然序盤である。物語の4分の1も進んでいないだろう。「損傷の激しい宇宙船で、たった1人月を目指す」というだけでも相当無理がある状況だが、本作ではここからどんどん不可能状況が描かれていく。映画『非常宣言』で舞台となった「飛行機」も、一度飛んだら地上からは手出しできない存在だが、「月の近くにいる宇宙船」はより一層どうにもならないだろう。そういう中で登場人物を極限的な状況に追い込み、さらに割とリアルなやり方でどうにか対処していく展開はさすがだなと思う。
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さて、冒頭からしばらくの間、つまり「事故が起こり、ソヌだけが取り残された」という描写がなされている間、私は「宇宙飛行士たちが主人公には見えない」という印象を抱いていた。どうしてそんな風に感じたのかは上手く説明できないが、しばらくの間「なんか変だな」という感じがしていたのだ。そしてやはり、その感覚は当たっていた。もちろん、月面に取り残されたソヌにも多くの見せ場があるのだが、やはり作品全体としてはジェグクの方が中心にいると言っていいだろう。再び『非常宣言』と比較をしてしまうが、どちらも「現場ではなく地上にいる方が主人公」であり、そのことによって物語に深みが増しているようにも感じられた。
とにかく、人間ドラマがとても良いのである。
本作は、「関係性のリアリティ」という意味では薄いだろうと思う。「5年前に自殺した同志の息子が宇宙飛行士になっており、彼に管制室から指示を出す」なんていう状況は普通にはあり得ないし、「元妻が次期長官と目されているNASAのディレクター」というのも出来過ぎである。ただその辺はフィクションなんだから別に良いだろう。そして本作では、そのような人間関係を元にしたドラマがとてもよく描けていると思う。単に「月に取り残された宇宙飛行士を救う」というだけではない物語が展開される点も魅力的というわけだ。
「月面で起こる異常事態」や「救助のための様々な作戦」で目を惹きつつ、「5年前の事故のわだかまりを抱えた者たち」の人間模様を描き出す作品で、視覚的にも人間関係的にもとてもよく出来ていたと思う。また、CGのレベルについては評価できるほどの知識を持っていないが、私は凄くよく出来ていると感じられたし、ハリウッドにも引けを取らないレベルだったんじゃないだろうか。日本も映画『ゴジラ-1.0』は評価されたが、あれは山崎貴のチームがずば抜けているだけで、日本映画におけるCGはまだまだ底上げが可能なんじゃないかとも感じた(もちろんこれは技術の問題ではなく、予算の問題だとは思うが)。
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さて本作には、「ジェグクと共に天文台で働く女性研究員」が登場する。私にはメイン級の役どころに思えたのだが、公式HPには紹介がなかったのでネットで調べてみると、ホン・スンヒという女優だそうだ。最初の内は、「どうしても男ばかりになってしまう物語に華を添える程度の役割」かと思っていたのだが、後半に行くほど存在感を増していく。思いがけない形で救出作戦に貢献することになるのである。また、シリアスな状況下でも常に無邪気な明るさを放っており、悲壮感が強くなりがちな物語のバランスを上手く取る人物としても重要だと感じた。あと、浜辺美波にちょっとだけ似てると思うんだけど、どうだろう。
ちなみに、長官の顔は時々モグライダーの芝に見えた。まあ、どうでもいい話だが。
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最後に
本作『THE MOON』は、技術的な部分についてはかなりリアルに描いていると思うのだが、だからこそ、「実際にこういうことが起こったら、まず対処不能だろう」と感じた。本作の場合は、色んな条件が絡まり合うことでどうにかなったわけだが、実際にはこんな風に上手くいくなんてことはないだろう。本作は「『確率の低い賭け』に勝った」みたいな展開ではなく(確かにそれもあるのだが)、「『確率の低い賭け』に挑戦できたことがそもそも幸運だった」みたいな物語なのである。だから、ソヌと同じ状況に置かれた場合、普通は助からないだろうと思う。
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そう考えるとやはり、「宇宙はまだまだ遠い場所なのだ」と実感させられるのではないだろうか。私は別に「宇宙に行きたい」なんて思ってはいないのだが、もし「富士山に登るぐらいのお金と労力」で宇宙に行ける未来がやってくるなら検討しようとは思っている。果たして、私が生きている内にそんな未来が実現するだろうか?
何にせよ本作は、視覚的にも人間関係的にもとにかく見事な、弩級に面白いエンタメ作品だった。誰が観ても「面白い!」と感じられる、万人受けするタイプの作品ではないかと思う。
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1人で火星に取り残された男のサバイバルと救出劇を、現実的な科学技術の範囲で描き出す驚異の映画『オデッセイ』。不可能を可能にするアイデアと勇気、自分や他人を信じ抜く気持ち、そして極限の状況でより困難な道を進む決断をする者たちの、想像を絶するドラマに胸打たれる
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【感想】才能の開花には”極限の環境”が必要か?映画『セッション』が描く世界を私は否定したい
「追い込む指導者」が作り出す”極限の環境”だからこそ、才能が開花する可能性もあるとは思う。しかし、そのような環境はどうしても必要だろうか?最高峰の音楽院での壮絶な”指導”を描く映画『セッション』から、私たちの生活を豊かにしてくれるものの背後にある「死者」を想像する
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【評価】映画『シン・ゴジラ』は、「もしゴジラが実際に現れたら」という”現実”を徹底的にリアルに描く
ゴジラ作品にも特撮映画にもほとんど触れてこなかったが、庵野秀明作品というだけで観に行った『シン・ゴジラ』はとんでもなく面白かった。「ゴジラ」の存在以外のありとあらゆるものを圧倒的なリアリティで描き出す。「本当にゴジラがいたらどうなるのか?」という”現実”の描写がとにかく素晴らしかった
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「80人の命を救うために、1人の少女の命を奪わなければならない」としたら、あなたはその決断を下せるだろうか?会議室で展開される現代の戦争を描く映画『アイ・イン・ザ・スカイ』から、「誤った問い」に答えを出さなければならない極限状況での葛藤を理解する
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【差別】才ある者の能力を正しく引き出す者こそ最も有能であり、偏見から能力を評価できない者は無能だ…
「偏見・差別ゆえに、他人の能力を活かせない人間」を、私は無能だと感じる。そういう人は、現代社会の中にも結構いるでしょう。ソ連との有人宇宙飛行競争中のNASAで働く黒人女性を描く映画『ドリーム』から、偏見・差別のない社会への道筋を考える
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【実話】権力の濫用を監視するマスコミが「教会の暗部」を暴く映画『スポットライト』が現代社会を斬る
地方紙である「ボストン・グローブ紙」は、数多くの神父が長年に渡り子どもに対して性的虐待を行い、その事実を教会全体で隠蔽していたという衝撃の事実を明らかにした。彼らの奮闘の実話を映画化した『スポットライト』から、「権力の監視」の重要性を改めて理解する
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【実話】映画『イミテーションゲーム』が描くエニグマ解読のドラマと悲劇、天才チューリングの不遇の死
映画『イミテーションゲーム』が描く衝撃の実話。「解読不可能」とまで言われた最強の暗号機エニグマを打ち破ったのはなんと、コンピューターの基本原理を生み出した天才数学者アラン・チューリングだった。暗号解読を実現させた驚きのプロセスと、1400万人以上を救ったとされながら偏見により自殺した不遇の人生を知る
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【考察】アニメ映画『虐殺器官』は、「便利さが無関心を生む現実」をリアルに描く”無関心ではいられない…
便利すぎる世の中に生きていると、「この便利さはどのように生み出されているのか」を想像しなくなる。そしてその「無関心」は、世界を確実に悪化させてしまう。伊藤計劃の小説を原作とするアニメ映画『虐殺器官』から、「無関心という残虐さ」と「想像することの大事さ」を知る
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【傑作】濱口竜介監督の映画『ドライブ・マイ・カー』(原作:村上春樹)は「自然な不自然さ」が見事な作品
村上春樹の短編小説を原作にした映画『ドライブ・マイ・カー』(濱口竜介監督)は、村上春樹の小説の雰囲気に似た「自然な不自然さ」を醸し出す。「不自然」でしかない世界をいかにして「自然」に見せているのか、そして「自然な不自然さ」は作品全体にどんな影響を与えているのか
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【矛盾】その”誹謗中傷”は真っ当か?映画『万引き家族』から、日本社会の「善悪の判断基準」を考える
どんな理由があれ、法を犯した者は罰せられるべきだと思っている。しかしそれは、善悪の判断とは関係ない。映画『万引き家族』(是枝裕和監督)から、「国民の気分」によって「善悪」が決まる社会の是非と、「善悪の判断を保留する勇気」を持つ生き方について考える
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【考察】映画『ジョーカー』で知る。孤立無援の環境にこそ”悪”は偏在すると。個人の問題ではない
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【称賛】生き様がかっこいい。ムンバイのホテルのテロ事件で宿泊客を守り抜いたスタッフたち:映画『ホ…
インドの高級ホテルで実際に起こったテロ事件を元にした映画『ホテル・ムンバイ』。恐ろしいほどの臨場感で、当時の恐怖を観客に体感させる映画であり、だからこそ余計に、「逃げる選択」もできたホテルスタッフたちが自らの意思で残り、宿泊を助けた事実に感銘を受ける
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まさか「ゾンビ映画」が、私たちが生きている現実をここまで活写するとは驚きだった。映画『CURED キュアード』をベースに、「見えない事実」がもたらす恐怖と、立場ごとに正しい主張をしながらも否応なしに「分断」が生まれてしまう状況について知る
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メガネファストファッションブランド「オンデーズ」の社長・田中修治が経験した、波乱万丈な経営再生物語『破天荒フェニックス』をベースに、「仕事の目的」を見失わず、関わるすべての人に存在価値を感じさせる「働く現場」の作り方
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