目次
はじめに
この記事で取り上げる映画
出演:マイケル・B・ジョーダン, 出演:ジェイミー・フォックス, 出演:ブリー・ラーソン, Writer:デスティン・ダニエル・クレットン, Writer:アンドリュー・ランハム, 監督:デスティン・ダニエル・クレットン
¥1,528 (2022/09/26 22:20時点 | Amazon調べ)
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この映画をガイドにしながら記事を書いていきます
この記事の3つの要点
アメリカでは、「黒人を力で抑圧するための手段」として「死刑制度」が使われてきた 「死刑存置州では殺人事件の発生率が上昇する」という驚くべきデータ 困難をなぎ倒しながら、「困っている人のための役に立ちたい」という信念を貫き通した若者の奮闘
「司法による人種差別」が全米で最も酷いとされるアラバマ州の現実には驚かされた
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どんな人間がこの記事を書いているのかは、上の自己紹介記事をご覧ください
記事中の引用は、映画館で取ったメモを参考にしているので、正確なものではありません
アメリカの「死刑制度」と「黒人差別」は繋がっている。死刑囚を救い出す団体の創設者の実話を基にした映画『黒い司法 0%からの奇跡』
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映画『黒い司法 0%からの奇跡』の主人公ブライアン・スティーブンソンは実在の人物であり、「EJI(Equal Justice Initiative)」という団体を立ち上げた 人物だ。「EJI」は、「死刑囚の救済」に特化した団体 である。死刑囚を弁護し冤罪を証明したり、出所した元囚人を支援したりするのは当然のこと、「死刑が求刑されるかもしれない事件を担当する弁護士のためのマニュアル作成」なども行っているという。現在でこそ、年間予算3700万ドル(約40億円)、150名以上のスタッフを擁する大所帯となっているが、当初はブライアンと死刑囚支援に熱心な白人女性の2人しかおらず、死刑囚の弁護を担当するだけでも一苦労だった 。
そんなブライアンが、どのようにして死刑囚支援の道を志し、いかにして無実の死刑確定囚を獄中から救い出し、さらに「EJI」を設立するに至ったのか。その実話を基にした物語だ 。
しかし、映画の内容に触れる前にまず、上映後に行われたトークイベントの内容に触れたい と思う。映画の内容を補完するものであり、アメリカにおける「死刑制度」が「黒人差別」と結びついていることを指摘する、非常に衝撃的な話 だった。
アメリカでは、「死刑制度」と「黒人差別」は密接に結びついている
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私が映画『黒い司法 0%からの奇跡』を観たのは、ユーロスペースで行われた「第11回死刑映画週間」というイベント でのことだ。死刑に関する映画が上映された後で、関連するトークイベントが行われる という趣向で、『黒い司法』では庄司香氏が登壇した。学習院大学でアメリカ政治を研究している方だそうだ。
大学の授業で出てくるようなスライドを利用した、かなり本格的な「講義」といった雰囲気 で、「映画の内容を補完する」という役割などなくても、それ単体で非常に面白い内容 だった。調べてみると、そのトークイベントの動画がYouTubeにアップされていたので、興味がある方はそちらを見てほしい。
VIDEO
それでは、トークイベントで語られた内容に触れていこう 。
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ご存知のようにアメリカでは、かつて黒人は奴隷として使役されていた 。奴隷制度が撤廃され、「白人と黒人は同じ権利を有する」と定まってからも、当然だが、白人側の意識がすぐに変わったはずがない 。そもそも当初は、「ジム・クロウ法」と呼ばれる、「あからさまに白人を優遇する法律」さえ存在していた 。黒人には入ることが許されない施設が存在したり、公共バスでも前の方には白人しか座れないなど、白人優位の振る舞いが法律上も認められていた のだ。
とはいえ、白人優位の状況が当然のように実現したわけではない 。奴隷でなくなった黒人は、同じ権利を持つはずの白人から虐げられ、不満を溜め込んでいく。そして、黒人の不満がいつ暴発するか分からないと白人は考える。そこで白人は、「暴力」や「恐怖」によって黒人を支配する ことにした。
それがいわゆる「リンチ 」と呼ばれるものだ。日本語の「リンチ」は、「集団で個人に暴力を振るう」ぐらいの意味だろうが、アメリカでは明確に「白人が法的根拠なく黒人を暴力的に支配する行為」のことを指す言葉 として使われる。アメリカではこれまで、様々な「リンチ事件」が発生し、白人の暴力によって多数の黒人の命が奪われてきた 。
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しかし、あまりにも過激になっていった「リンチ」は、次第に白人の間でも問題視される ようになっていく。そのため、「リンチ」ではない別の手段が求められる ようになっていった。そしてその手段こそが、なんと「死刑」だった のである。「リンチ」を行えなくなった白人が、黒人を逮捕・起訴し、死刑判決を下すことで、「リンチ」の代わりとして機能させるようになったのだ。
決してそれだけが理由ではないのだが、アメリカの刑務所にはとにかく黒人の囚人が多い 。「アメリカに住む黒人男性の3人に1人が、生涯で少なくとも1度は刑務所に入る 」というデータが存在するほどだ。確かにこの数字は白人と比べて圧倒的に高いが、しかし一方で、アメリカの白人にも囚人は多い 。「白人男性の17人に1人は、生涯で少なくとも1度は刑務所に入る 」とも言われている。1クラス35人の教室に、刑務所入りする者が2人もいると考えると、かなりの数だと感じるだろう。
そう、そもそもアメリカは囚人の数が多すぎるのだ 。その数全米で220万人。日本の囚人は約5万人であり、日本よりアメリカの方が3倍ほど人口が多いとはいえ、220万人というのは異常な数字と言える 。アメリカ人は、世界人口のたった5%に過ぎないが、世界中の囚人にアメリカ人が占める割合は25% にも上り、アメリカで刑務所に使われる予算は870億ドル(約10兆円)にも上るという。
このように「黒人の問題」に限らずとも、アメリカにはそもそも「囚人に関わる様々な問題」が存在する のである。
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さて、映画の舞台はアラバマ州なのだが、ここは全米の中でも、人口比で死刑執行率が最も高い州 だという。さらに、司法における人種差別が激しいことでも知られている 。全米で、最も司法制度に問題がある州 だと言っていいだろう。囚人に関する様々な問題を抱えるアメリカという国において、その問題が凝縮されているのがアラバマ州 だというわけだ。
ちなみに、州によって法律が異なるアメリカでは、死刑制度に対するスタンスも異なっている 。全米で、23の州が死刑制度を廃止した 。残りの27州の内、6州は死刑執行の停止(モラトリアム)を宣言、8州はモラトリアムの宣言こそしていないが近年死刑執行を行っていない。よって、今も定期的に死刑が執行されるのは、全米で13州に限られている のだという。
「死刑制度」には具体的なメリットは存在するのか?
州ごとに法律が異なるという点を利用して、「死刑制度」に関して次のような問い を投げかけることができる。「死刑制度は果たして、犯罪抑止に役立っているのか 」だ。
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ここまで見てきた通り、アメリカにおいて「死刑制度」は、「黒人差別の新たな形」として利用されてきた 経緯がある。しかし一般的には、「死刑制度」は「犯罪抑止」を期待して導入されるはずだ 。日本も、先進国としては珍しく死刑存置国である 。個々人は様々な価値観で「死刑制度」を捉えるだろうが、国家としては、やはり「死刑という最高刑が存在することで犯罪抑止に繋がっている」というのが建前だろう。
ではアメリカにおいてどのような結果になっているのだろうか。なんと、「死刑存置州の方が殺人事件の発生率が高い 」ことが明らかになっているのだ。また、30年間に及ぶ様々な研究を総合してみても、「死刑には、社会の安全に対する抑止効果はない」と結論付けられている という。
こうなってくると、「死刑制度をリンチの代わりに利用しているアメリカ」だけではなく、死刑存置国である私たち日本にも関わる問題 だと言えるだろう。「死刑に犯罪抑止効果がない」ならば、どのような理屈で死刑制度を継続し得るのか 。私たち自身も考えなければならない。
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また、コスト面からも死刑制度への疑問が突きつけられている 。
日本ではどうか知らないが、アメリカでは「死刑は不可逆的なプロセスなので、誤りを排除するためにすべてのステップが慎重に進められるように設計されている」 のだという。もちろん、この映画の舞台である1987年当時は違ったはずで、徐々にそういう仕組みが作られていったということだろう。そんなわけで「死刑裁判」は、期間は通常の4倍、費用は通常より1億円も多く必要になる そうだ。
死刑制度が存在しても殺人事件は減らず、税金はより多く使われる。果たして、そんな制度を維持する価値など本当に存在するのだろうか ? アメリカでは既にそのような議論が生まれている そうだ。今後、死刑を存置している州でも何か動きがあるかもしれない。
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このようなアメリカの死刑制度に関する話が、上映後1時間近くに渡って説明された 。映画を観ただけでは理解できない現実に触れられている非常に濃密な内容 であり、私としては非常にためになる時間だった。
そしてこの映画は、そんなアメリカで死刑囚支援に全力を費やす若者の奮闘が描かれる物語 である。
映画『黒い司法 0%からの奇跡』の内容紹介
映画が始まって、ものの1分もしない内に、ウォルター・マクシミリアン(通称ジョニー・D)は逮捕から死刑宣告までを経験する 。まったく身に覚えのない、クリーニング店で18歳の少女ロンダが殺害された事件の犯人としてだ。この事件は、アラバマ州モンロー郡史上最も凶悪な事件の1つとして認識されており 、住民を恐怖させていた。しかし、事件発生から1年が経っても、警察は容疑者を検挙できない でいたのだ。警察には恐らく、そんな焦りもあったのだろう。ジョニー・Dが犯人であることを示す物証など何もなかったが、警察は白人の重罪犯を脅して虚偽の証言をでっち上げ、黒人のジョニー・Dを逮捕した のである。それからは流れ作業のように、死刑判決まで一直線だ。
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もちろん彼は、判決が出てからも無実を訴えた 。しかし、住民を恐怖させ続けた事件ということもあり、誰もこの件に関わりたがらない 。住民としては、「ジョニー・Dが犯人だ」と考えて安心したい のである。それ故、彼を助けようという者はなかなか現れなかった。
そんな火中の栗を拾う決断をしたのがブライアンだ。ハーバード大学を卒業した秀才でありながら、「困っている人の役に立ちたい」と心の底から考える人物 であり、わざわざ別の州からアラバマへと引っ越してまで、無実の死刑囚の支援を行うと決めた。
その決断の背景には、学生時代の経験も関係している 。彼には、囚人弁護委員会の使いとして同い年の黒人死刑囚と話をした経験 があった。そして、自分と同じような境遇で生まれ育った人物が、理不尽な形で囚われの身になっている現実をなんとかしたいと感じたのだ。
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ブライアンを支援してくれたのは、同じく死刑囚の救済活動を行っている白人女性だけ だった。しかし彼らは、最初から躓いてしまう。彼女が2年間の賃貸契約を交わした物件の使用が突如拒否された のだ。貸主は、「死刑囚の相談のためなんかに使われるなんて聞いてない」とご立腹だ 。その後もブライアンは、「ジョニー・Dの件から手を引け」と脅迫を受けるなど、困難な状況下で支援を行わなければならなくなってしまう。
しかし、最大の問題はジョニー・D本人だった 。ブライアンが差し出す支援の手を掴もうとしないのだ 。しかしそれも無理はない。これまでも彼の元には、力になると言う弁護人がたくさんやってきた。しかし、どいつもこいつも何をするわけでもない 。ブライアン、お前はあいつらと何が違うんだ? ジョニー・Dはそんな不信感にさいなまれていた のである。
そんな、まさに「孤軍奮闘」と言う他ない状況で、ブライアンはその第一歩を踏み出す 。
まずはなんにせよ、「再審請求」を通さなければ話が始まらない 。しかしなんと「警察の妨害 」に遭ってしまう。「再審請求」に必要不可欠な証言を行えるはずの人物を、警察が「偽証罪」で逮捕した のだ……。
映画『黒い司法 0%からの奇跡』の感想
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映画のあらゆる描写に驚かされたが、やはり最も凄まじいと感じたのは、モンロー郡の人々の様々な言動 だろう。
私は、一般市民に対しても違和感を抱いてしまったが、しかし仕方のない反応である とも思う。犯人が捕まっていない状態は不安だし、犯人が捕まったとなれば安心できるという気持ちは当然の感覚だろう。住民からすれば、「警察が犯人だと言うなら犯人なのだろう」と考えるしかない 。実際には、ジョニー・Dは犯人ではないので、彼を拘束したところで、クリーニング店の事件を起こした真犯人は野放しのままだ。ただ、一般市民の感覚としては理解できないでもない。
また、ブライアンが様々な人物に協力を求める中で、「遺族のためなら協力するが、死刑囚のためには何もしたくない」という反応 が多数向けられる。この感覚も、仕方ないものかもしれない と思う。
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ただ、保安官や警察、検事はどんな風に感じているのだろうか と考えてしまった。彼らは、ジョニー・Dが犯人でないことをほぼ間違いなく知っている 。「容疑者を逮捕できない無能な警察」という評価を回避するために、無実の人間を無理やり犯人に仕立て上げているからだ。
そのことに、彼らの良心は一切痛まないのだろうか ? その辺りのことが、私には上手く想像できない。
ブライアンが面会した死刑囚たちは、自身に「死刑判決」を下した裁判について口々に語る 。
「犯罪者は死刑でいい」と判事は笑っていた。
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裁判はたった45分で終わった。
証言する機会も与えられなかった。
その中でも、最も凄まじいと感じたのがこの言葉だ 。
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犯人はニガーだ。だから、お前が無実でも、ダチのために犠牲になれ。
こんなことがまかり通っていいはずがないだろう 。
ほんの一瞬しか描かれなかったが、白人の中には良心に従った行動を取った者もいる 。事件現場であるクリーニング店に最初に駆けつけた警察官は、後に「死体の状態について虚偽の証言をしろ」と命じられたそうだが、それを拒否した 。素晴らしい。しかしその後彼は、警察を辞めさせられてしまった 。
このような圧力の存在を知ってしまえば、良心に沿った行動を取ることも難しくなる だろう。改めて、アメリカ社会における差別の問題の根深さを実感させられた。
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そんな困難に立ち向かった1人の男の、信念と希望の物語である 。
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出演:マイケル・B・ジョーダン, 出演:ジェイミー・フォックス, 出演:ブリー・ラーソン, Writer:デスティン・ダニエル・クレットン, Writer:アンドリュー・ランハム, 監督:デスティン・ダニエル・クレットン
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色んな意味で「死刑制度」には問題がある 。そのことを強く実感させる映画だった。繰り返すが、日本は先進国の中でも珍しい死刑存置国 である。そして、民主主義国家である以上、「私たち国民の意志が死刑を存続させている」と考えるべきだ 。「死刑制度」は決して、私たちと無関係な問題ではない のである。
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そのためのきっかけになる作品 だと感じた。
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映画『牛久』は、記録装置の持ち込みが一切禁じられている入管の収容施設に無許可でカメラを持ち込み、そこに収容されている難民申請者の声を隠し撮りした映像で構成された作品だ。日本という国家が、国際標準と照らしていかに酷い振る舞いをしているのかが理解できる衝撃作である
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【現実】映画『私のはなし 部落のはなし』で初めて同和・部落問題を考えた。差別はいかに生まれ、続くのか
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【狂気】ホロコーストはなぜ起きた?映画『ヒトラーのための虐殺会議』が描くヴァンゼー会議の真実
映画『ヒトラーのための虐殺会議』は、ホロコーストの計画について話し合われた「ヴァンゼー会議」を描き出す作品だ。唯一1部だけ残った議事録を基に作られた本作は、「ユダヤ人虐殺」をイベントの準備でもしているかのように「理性的」に計画する様を映し出す。その「狂気」に驚かされてしまった。
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【デモ】クーデター後の軍事政権下のミャンマー。ドキュメンタリーさえ撮れない治安の中での映画制作:…
ベルリン国際映画祭でドキュメンタリー賞を受賞したミャンマー映画『ミャンマー・ダイアリーズ』はしかし、後半になればなるほどフィクショナルな映像が多くなる。クーデター後、映画制作が禁じられたミャンマーで、10人の”匿名”監督が死を賭して撮影した映像に込められた凄まじいリアルとは?
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重度の人たちも含め、障害者を最低賃金保証で雇用するというかなり無謀な挑戦を続ける夏目浩次を追う映画『チョコレートな人々』には衝撃を受けた。キレイゴトではなく、「障害者を真っ当に雇用したい」と考えて「久遠チョコレート」を軌道に乗せたとんでもない改革者の軌跡を追うドキュメンタリー
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【狂気?】オウム真理教を内部から映す映画『A』(森達也監督)は、ドキュメンタリー映画史に残る衝撃作だ
ドキュメンタリー映画の傑作『A』(森達也)をようやく観られた。「オウム真理教は絶対悪だ」というメディアの報道が凄まじい中、オウム真理教をその内部からフラットに映し出した特異な作品は、公開当時は特に凄まじい衝撃をもたらしただろう。私たちの「当たり前」が解体されていく斬新な一作
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【あらすじ】映画『モーリタニアン 黒塗りの記録』で描かれる、グアンタナモ”刑務所”の衝撃の実話は必見
ベネディクト・カンバーバッチが制作を熱望した衝撃の映画『モーリタニアン 黒塗りの記録』は、アメリカの信じがたい実話を基にしている。「9.11の首謀者」として不当に拘束され続けた男を「救おうとする者」と「追い詰めようとする者」の奮闘が、「アメリカの闇」を暴き出す
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【あらすじ】蝦夷地の歴史と英雄・阿弖流為を描く高橋克彦の超大作小説『火怨』は全人類必読の超傑作
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【あらすじ】嵐莉菜主演映画『マイスモールランド』は、日本の難民問題とクルド人の現状、入管の酷さを描く
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【悲劇】アメリカの暗黒の歴史である奴隷制度の現実を、元奴隷の黒人女性自ら赤裸々に語る衝撃:『ある…
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【対立】パレスチナとイスラエルの「音楽の架け橋」は実在する。映画『クレッシェンド』が描く奇跡の楽団
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【LGBT】映画『リトル・ガール』で映し出される、性別違和を抱える8歳の”女の子”のリアルと苦悩
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【実話】「ホロコーストの映画」を観て改めて、「有事だから仕方ない」と言い訳しない人間でありたいと…
ノルウェーの警察が、自国在住のユダヤ人をまとめて船に乗せアウシュビッツへと送った衝撃の実話を元にした映画『ホロコーストの罪人』では、「自分はそんな愚かではない」と楽観してはいられない現実が映し出される。このような悲劇は、現在に至るまで幾度も起こっているのだ
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【実話】映画『アウシュビッツ・レポート』が描き出す驚愕の史実。世界はいかにホロコーストを知ったのか?
映画『アウシュヴィッツ・レポート』は、アウシュビッツ強制収容所から抜け出し、詳細な記録と共にホロコーストの実態を世界に明らかにした実話を基にした作品。2人が持ち出した「アウシュビッツ・レポート」こそが、ホロコーストについて世界が知るきっかけだったのであり、そんな史実をまったく知らなかったことにも驚かされた
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権力を持つ者のタガが外れてしまえば、市民は為す術がない。そんな状況に置かれた時、私たちにはどんな選択肢があるだろうか?白人警官が黒人を脅して殺害した、50年前の実際の事件をモチーフにした映画『デトロイト』から、「権力による不正義」の恐ろしさを知る
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「爆弾事件の被害を最小限に食い止めた英雄」が、メディアの勇み足のせいで「爆弾事件の犯人」と報じられてしまった実話を元にした映画『リチャード・ジュエル』から、「他人を公然と批判する行為」の是非と、「再発防止という名の正義」のあり方について考える
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「遺伝子組み換え作物が危険かどうか」以上に注目すべきは、「モンサント社の除草剤を摂取して大丈夫か」である。種子を独占的に販売し、農家を借金まみれにし、世界中の作物の多様性を失わせようとしている現状を、映画「モンサントの不自然な食べもの」から知る
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