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この記事の3つの要点
「結局のところ、イスラエルの選手と対戦すると何がマズいのか」が私には最後まで理解できなかった 選手を棄権させるために、本人や監督の家族を脅迫したり拘束したりする異常な国家 「脅迫を受けながらも試合に臨む」という決意や臨場感に圧倒させられてしまった
イラン出身のスタッフは全員国外に亡命したという、凄まじい覚悟と共に作られた作品である
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本国では上映禁止、撮影に関わった者の多くが亡命したという映画『TATAMI』では、柔道の世界での実話を基にした「国家間の争い」が描かれる
なんと、イラン出身の撮影スタッフは全員亡命せざるを得なかった
いやー、これは凄い話 だった。色々と驚きポイントはあるのだが、鑑賞後に公式HPを見て知ったのが、「本作のベースとなっている柔道の試合は日本武道館で行われたもの」という話 だ。2019年の世界柔道選手権大会での出来事が元になっている のだという。本当に、つい最近の出来事である。ただ、本作『TATAMI』の舞台は「ジョージアの首都トビリシで開催された世界柔道選手権大会」 となっていた。舞台を変えた理由ははっきりとは分からないが、状況が許せば日本で撮影したんじゃないだろうか 。
しかし本作の撮影は大変だっただろう と思う。これも公式HPを見て知ったこと だが、「撮影はすべて秘匿状態で行われ、映画に参加したイラン出身者は全員亡命、当然イランでは上映できないまま 」なのだそうだ。よほどの覚悟で作られた映画 なのだと伝わるエピソードだろう。以前観た映画『聖なるイチジクの種』でも同じように、監督やスタッフが国外脱出したり、役者の国外渡航が制約されたりと様々な不都合が生じた ようなのだが、そういう話を知るにつけ、「イランというのは本当に大変な国なんだな 」と感じさせられる。
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ちなみに、また公式HPからの話だが、本作はイランとイスラエル出身の2人の監督による共同制作 であり、なんと「映画史上初めて、イスラエルとイランをルーツに持つ者同士が映画で協働した 」のだという。この事実も、大いに話題になったそうだ。そしてだからこそ、両国にまたがる問題は根深い のだなと改めて感じたし、そのせいで多くの人が酷い現実を生きざるを得ない のだと思い知らされた。
さて、そんな「意欲作」と言っていい作品 なのだが、私には、物語の根幹となる部分でどうしても理解できなかったこと がある。それが、「イランは何故、イスラエルの選手との対戦を避けさせようとするのか? 」という点だ。
本作の主人公であるレイラ・ホセイニは女子柔道の国内王者 であり、国の期待を背負って世界選手権に出場 している。しかしそれにも拘らず、イラン政府は途中で、「このままだとイスラエルの選手と対戦する可能性があるから棄権しろ」と監督や選手に圧力を掛けてくる のだ。私には「そもそもどうしてそんなことをしなければならないのか? 」が全然理解できず、結局最後まで分からず仕舞い だった。
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公式HPには、「ここ数十年、人々が実際に感じていることとは無関係に、イラン政府は国際的なイベントでイラン人とイスラエル人が対面しないようにあらゆる手段を講じてきた 」と書かれている。が、これ以上の説明はなかったので、やはり理由はよく分からない (もちろん両国が揉めていることは知っているが、それにしてもじゃないかと思う)。恐らく中東では「常識レベルの感覚」 なのだろうし、だからその説明をしなければならないという発想にもならなかった んじゃないかと思う。ただどうなんだろう、中東以外の地域の人たちは、説明なしですんなり納得できるものだろうか? 私にはイマイチ理解できなかったので、せめて公式HP内でもいいからその理由を説明しておいてほしかった なと思う。
一応私の想像 を書いておくと、まずはやはり「勝敗が決まるリスク」を懸念しているのだろう と感じる。「イランがイスラエルに負けた」という事実を作りたくないが故に、そもそも対戦を避けさせる みたいな発想になるのかもしれない。あるいは、「イランとイスラエルがスポーツで対戦する」となれば、実況やニュース番組等で、やはり両国の関係に触れざるを得なくなる だろう。そういう余計な注目は浴びたくない という理由なのかもしれない。
いずれにせよ、私はとにかく「そんなクソどうでもいいことのために、選手の家族を拘束したりするんじゃねーよ 」と感じてしまった。イランを統べる者たちの理屈はちょっと意味不明すぎて理解ができない 。本当に、信じがたい世界 だなと思う。
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映画『TATAMI』の内容紹介
本作は、イランでのいくつかのシーンを除き(実際にイランで撮影したわけじゃないだろうが)、最初から最後まで世界選手権の会場で展開される 。ホセイニはイランのエース であり、金メダルも狙えるほどの選手 だ。また、代表監督のマルヤム・ガンバリは、ソウル大会でかなり良いところまで勝ち進みながらも怪我のために棄権した元選手 であり、2人は二人三脚でここまで闘い続けてきた 。
しかし、2回戦が終わった辺りで状況が一変する 。イラン柔道協会のタベリ会長から監督に「イスラエルの選手と当たる可能性があるから棄権しろ」と電話が掛かってきた のだ。彼女は最初こそその要求を突っぱねていた のだが、その後、実の母親からも説得の電話が掛かってくる ようになる。家族にまで影響が及ぶのならばと、彼女は考えを変えざるを得なくなってしまう 。
ただ、ホセイニは監督の話に耳を傾けようとしない 。それどころか、イランで仲間と共に応援してくれている夫ナデルに電話をし、「工作員がやってくるはずだから、今すぐ国外に脱出して」と伝えた のだ。夫婦にはアミルという息子 がいて、何よりもまず我が子の安全を確保する必要がある と考えたのである。
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ホセイニはその後も、実況が驚くほどの快進撃 を続けていく。優勝候補や現王者などの強敵をどんどんとなぎ倒しながら順調に勝ち進んでいく のだ。しかし当然、イランからの圧力は高まっていく ばかり。なんと、パスがなければ入れない会場にいるはずのない人物がいたり、拘束されたホセイニの父親からの悲痛な動画が送られてきたりする のだ。
それでも彼女は、夫からの「全員ぶっ倒せ!」という言葉 を胸に抱きつつ、決して脅しになど屈しない決意 を固めていく。
一方、監督は監督で同じように家族が脅迫されている わけで、どうにかしてホセイニを翻意させようとする 。そのため2人の関係はどんどんと悪化していき…… 。
映画『TATAMI』の感想
本作『TATAMI』の構成は実にシンプル だ。「試合で勝ち進むホセイニ」と「様々な形で圧力を受けている状況」をひたすらに映し続けるだけ である。ただ、とにかく状況の深刻さが凄まじく、恐ろしいくらいの臨場感 があった。観れば圧倒させられてしまう だろう。
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また本作の予告では、柔道家の阿部詩が「『自分だったらどうするだろう』と考えずにはいられませんでした」みたいなコメントをしていた が、本当にその通り だなと思う。私は別にスポーツ選手ではないし何か勝負事に関わっているわけでもないのだが、それでも「自分が同じような状況に置かれたらどうするだろうか? 」と考えさせられてしまった。自分だけならまだしも、家族が脅迫されているという状況は只事ではないし、判断に迷うだろう なと思う。実に難しい問題である。
ただ、本作の展開でちょっとよく分からなかったのが、「どうして2回戦終了時点で『棄権しろ』なんて指示が出てきたのか?」という点 だ。たかだか2回戦でそんな指示を出すぐらいなら、最初から出場させなければ良かったのに と思う。この点は少し疑問だった。
もちろん、「映画的な演出」という可能性はあり得る だろう。割と早い段階で「脅迫されている」という事実を提示することで、「脅迫を受けた状態で試合に臨んでいる」というシーンを増やせる からだ。物語的な観点からすれば、この設定には合理性があるし、違和感はない。ただ、実際的には「2回戦終了時点でそんな指示が出てくるかなぁ」という感じがする 。まあ、ベースとなっている日本武道館での試合がどんな状況だったのかを知らないので何とも言えない のだが。
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あと、ホセイニが水泳選手のように頭を何かで覆った状態にしていて、予告を観ていた時からずっと気になっていた のだが、途中で「そうか、ヒジャブの代わりなのか 」と気づいた。しかしイランというのは、スポーツにおいても「女性は髪を見せるな」というスタンスを取るのだな 。凄いものだ。他のスポーツでも同じなんだろうか? 柔道でもかなり違和感が強かったが、例えば「フィギュアスケート」や「新体操」みたいな競技の場合はそもそも成立しないようにも思う 。だからその場合は、「そんなスポーツはやらせない」という話になるのかもしれない 。だとしたらホントに驚きである。
というわけで、感想らしい感想を書けてはいない のだが、「試合の臨場感」と「脅迫されているという異様な状況」に圧倒されっぱなしの鑑賞体験だった なと思う。
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最後に
しかし本当に、イランというのは知れば知るほどちょっと信じがたい国 だなと感じる。もちろん、「他の国にはない独特な慣習・価値観が存在すること」自体を責めたいわけではない 。日本だって他国から「変な国」だと思われている だろうし、「違いがあること」自体は問題ない だろう。ただイランの場合は、「自国の慣習・価値観を貫く」という目的のために、脅迫や拘束といった暴力的な手段を当たり前のように使う わけで、その点についてはやはり「ちょっとイカれているな 」という感覚になってしまう。
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一方で、イランと対立関係にあるイスラエルだって、以前観たドキュメンタリー映画『ノー・アザー・ランド』でそのムチャクチャっぷりが映し出されていた ので、どっちもどっち なのだろう。いずれにせよ私が感じるのは、「対立をすぐに無くすのは無理だとしても、せめて『アホみたいなこと』は止めようよ 」ということだ。そして、本作で描き出されるイランの姿はちょっと「アホみたい」すぎる 。
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戦後の沖縄で、魚売りのおばぁが起こした「サンマ裁判」は、様々な人が絡む大きな流れを生み出し、最終的に沖縄返還のきっかけともなった。そんな「サンマ裁判」を描く映画『サンマデモクラシー』から、民主主義のあり方と、今も沖縄に残り続ける問題について考える
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