私はLGBTではありません。また、ジェンダーギャップは女性が辛さを感じることの方が多いでしょうが、私は男性です。なので、私自身がジェンダーやLGBTの問題を実感することはほとんどありません。しかし、そういう現実と闘っている様々な人の本を読み、ずっと関心は持ち続けています。それらについて、4000冊以上の本と500本以上の映画をベースに書いていきます。
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社会の知見を広げる【本・映画の感想】
【性】映画『消滅世界』が描く、「家族とはSEXしない」という狂気的かつリアルな近未来(監督:川村誠、原作:村田沙耶香、主演:蒔田彩珠、栁俊太郎)
映画『消滅世界』は、「子どもはほぼ人工授精で授かる」「家庭にSEXを持ち込むことはタブー」とされる近未来を舞台にした物語である。多くの人は恐らく、本作で描かれる設定・展開・価値観を「狂気的」だと感じるのだろうが、私はかなり親和性を抱かされたし、特に若い世代には同じように感じる人も増えているのではないかと思う -
社会の知見を広げる【本・映画の感想】
【真相】伊藤詩織監督の映画『Black Box Diaries』は、制作上の問題はあれど広く観られるべき作品
映画『Black Box Diaries』は、「性被害を受けた」と顔出しで記者会見を行い注目された伊藤詩織が自ら監督を務め、被害者である自身を被写体にしたドキュメンタリー映画である。本作には制作過程でのゴタゴタがあり、日本での劇場公開がスムーズに進んでいないのだが、そういう問題を踏まえても私は広く観られるべき映画だと思う -
人生うまくいかない・生きづらい【本・映画の感想】
【日記】友人のZINE『点点』(矢口莉子)が紡ぐ「恋愛できなさ」「生き方・働き方」への悩み
『点点(てんふたつ)』(矢口莉子)は、2023年7月からの2年間を綴った日記をベースにした友人のZINEだ。神奈川県・三崎や香川県・豊島などを”転々”とする日常を様々に切り取っているのだが、その中でも「恋愛の受け入れ難さ」と「生き方・働き方への悩み」がメインとなる。進むべき道に悩む人にオススメしたい1冊だ -
コンプレックス・ネガティブ・自己嫌悪【本・映画の感想】
【虚像】映画『マリリン・モンロー 私の愛しかた』は、本名であるノーマ・ジーンの実像に焦点を当てる
映画『マリリン・モンロー 私の愛しかた』は、あまりにも不遇な幼少期を送らざるを得なかったノーマ・ジーン(本名)が、様々な紆余曲折を経て世界的なアイコンになるまでの人生を深堀りするドキュメンタリー映画である。誰もが知る存在の「誰も知らない実像」が垣間見える、なかなかに興味深い作品だった -
コンプレックス・ネガティブ・自己嫌悪【本・映画の感想】
【想い】映画『水の中で深呼吸』を観て「自分の中の『好き』を確認する作業」について考えさせられた(監督:安井祥二、主演:石川瑠華、中島瑠菜、倉田萌衣、佐々木悠華、松宮倫)
映画『水の中で深呼吸』は、「『同性』に向いた感情は『好き』ってことでいいのか?」と確認する作業を丁寧に描写する場面が多く、「確かにそういうステップは存在し得るよな」と感じさせられた。「他者の評価が気になる」「自分の感覚を他者に押し付けない」といった現代性が反映された繊細な人間関係や葛藤が実に興味深い作品 -
人生うまくいかない・生きづらい【本・映画の感想】
【特異】映画『リー・ミラー』は、モデルから報道写真家に転身した女性の数奇な人生とその信念を描く(主演:ケイト・ウィンスレット)
映画『リー・ミラー 彼⼥の瞳が映す世界』は、実在した女性報道写真家の数奇な生涯を描き出す物語だ。元々『VOGUE』誌のモデルだった彼女は、「女性だから」という理由で拒否されつつも、従軍記者の道を諦めずに戦場を渡り歩き、そして「20世紀で最もアイコニックな写真」を残した。何がそこまで彼女を突き動かしたのだろうか?




