犀川後藤の映画との関わりについて

ブログ「ルシルナ」の犀川後藤の自己紹介記事です。ここでは、映画を観るようになったきっかけや、どんな風に映画を選んでいるのか、映画にどんなことを求めているのかなどに、映画との関わりについて書いています。

初めまして。犀川後藤です。ブログ「ルシルナ」に来てくださってありがとうございます。

直接このページにたどり着いた方は、プロフィール記事全体にも目を通してみてください。

この記事では、私のこれまでの映画との関わりについて書いていきます。

と言っても、映画は本と比べれば、だいぶ関わりは薄いです。

犀川後藤

30歳になるまで、ほとんど映画って観なかったからなぁ

いか

それはまた極端だね

目次

映画を観始めたきっかけ

20代までは本当に、ごくたまに映画館に行って観る、という感じでした。映画にはほとんど興味がなく、未だに古典や名作と呼ばれるような作品にはほとんど触れたことがありません。

映画を観るきっかけになったのは、関東からとある地方都市へと引っ越したことがきっかけでした。詳細については書きませんが、その地方都市で書店員として働くことになったのです。

当時の上司から、「本を読むのは仕事だから、休みの日は本を読むな」と言われました。確かに、その書店で働くためには、今まで以上に「本をどう売るか」という視点で本を読まなければならなかったので、これまで以上に「読書=仕事」感が強かったです。上司のアドバイス通り、休みの日に本を読むのをスパッと止めました

いか

素直だね

犀川後藤

まあ、確かにねぇ

では休みの日に何をしようと考えて、映画を観ることにしました。私が引っ越した地方都市には、ミニシアターが連なる通りがあり、古くから映画文化が根づいているところだったことも大きかったです。毎週の休日には必ず映画館に行き、月8本ぐらい映画を観る習慣がスタートします

映画を観る際のマイルール

こうして映画を観ることに興味を持つようになりましたが、その当初から「映画館で観る」ことにこだわっていました。理由はいくつかあります。

まずは、私にとって映画というのは「体験」だということです。スマホやパソコンで観る行為は、私にとっては「体験」には感じられません。

犀川後藤

ホームシアターみたいな設備を自宅に整えられればまた違うかもしれないけど

しかし、それ以上に重要なことがあります。それは、「選択肢を一気に絞るため」です。

本を選ぶ際も同様ですが、私は事前に作品に対する評価を知らずにその作品に触れたい、と考えています。可能な限りフラットな状態で先入観なく映画を観たい、ということです。

しかし、配信で映画を観る場合、その選択肢は膨大です。その膨大な映画の中から何かを選ぶのは大変ですし、であればどうしても、ランキングなどの情報に頼りたくなってしまいます。でも、そうしたくはないんですよね。

だから、「今映画館で公開されている映画の中から観るものを選ぶ」というルールを決めました。こうすることで、世間の評価とか自分の先入観にあまり左右されずに観る映画を選べるかな、と考えています。

いか

「七人の侍」や「戦場のメリークリスマス」も、映画館で観たんだよね

犀川後藤

「七人の侍」は4時間もある映画だと知らなくて、途中で「休憩」って表示されてビックリした

それまでずっと、「本を読んだら感想を書く」というルールを貫いていたので、同じことを映画でもやるようになりました。映画を観る際、メモ帳とペンを持って、劇中のセリフをメモしています。という話をすると、「集中できるの?」「暗い中で書けるの?」とよく聞かれますが、個人的には特に問題は感じていません。

関東へ引っ越し

その地方都市には3年ぐらい住んでいました。その後関東にまた戻ってきます。地方都市で身についた「休みの日は映画を観る」という習慣は、関東に戻ってからも消えることはありませんでした。

というより、さらに頻繁に映画を観るようになりました。

地方都市に住んでいる時にはその差を感じていませんでしたが、やはり関東では映画館でやっている映画の選択肢もかなり膨大です。「映画館で公開されている映画」に絞っても、興味を惹かれるものはかなりあり、地方都市に住んでいた頃よりも映画館に足を運ぶ機会が増えました

犀川後藤

私が観たいと思う映画の多くは、東京でも1~5館でしかやってなかったりする

いか

結構マニアックな映画観てるのね

映画も本と同様、最初はフィクションから入りましたが、段々とドキュメンタリーに惹かれるようになり、今では観る映画のほとんどがドキュメンタリーです。これまでも本を読んで、世の中の様々な現実に触れてきましたが、やはり映像が持つ力は凄まじいものがあるな、と感じます。

私は、本でも映画でも、星の数で評価したり、「この本・映画が人生ベスト」と挙げたりするのも好きではないのですが、映画に関しては一つ挙げたい作品があります。それが「娘は戦場で生まれた」です。

とにかく衝撃的な作品でした。空爆が続くシリアの戦場で、現実に対処し、現実を記録するために敢えて残った医師とジャーナリストの夫婦が、その戦場で娘を育て続けるという衝撃の現実を切り取った作品です。

出演:ワアド・アルカティーブ, 出演:サマ・アルカティーブ, 出演:ハムザ・アルカティーブ, 監督:ワアド・アルカティーブ, 監督:エドワード・ワッツ
¥2,000 (2021/05/05 15:14時点 | Amazon調べ)
犀川後藤

これを超えるドキュメンタリー映画って今後生まれうるんだろうか、と考えてしまいました

本には本の役割がありますが、映像でしか絶対に伝えることができない現実というのもあると感じます。こういう作品に出会えてしまうから、映画を観るのも止められないなと思います。

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次