犀川後藤制作のZINE紹介

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ZINEを作ってみました

ZINEを作ってみました。といっても、私は文章を用意しただけで、本文組やデザインなどは友人にやってもらったのですが。というか、ZINEの制作やエディトリアルデザインなんかをやっている友人が身近にいたので、それで作ってみようと思ったというのが正直なところです。

現時点ではまだ1冊だけですが、一応予定ではシリーズで出していくつもりではあります。ZINEの名前はこのブログ同様『ルシルナ』にしていて、つまり、「ブログ『ルシルナ』に載せている文章をテーマで切り出してまとめた」というような内容です。個人的には、このブログの存在をもう少し広めるためのツールとしての活用をイメージしています。

現時点では、イベントなどに出店して手売りするようなイメージしかありませんが、常設で販売してくれるお店などが出てきてくれたらまたお知らせするつもりです。あるいは、「ルシルナ」やnote、Instagramなどを通じてご連絡いただければ、個人的に販売しようとも思っています。ただ、お金のやり取りをどうしたらいいのかがよく分からないので、誰か教えてください(BASEなどで販売することも検討中ですが、「まあそんなに売れないだろ」とも思ってるので、当面予定はありません)。

あわせて読みたい

第1号「ルシルナ 友情とか恋愛とかの話」

記念すべき第1号では、友情・恋愛についてあれこれ書いた記事をピックアップしてまとめてみました(直接販売の場合は1200円の予定です)。収録しているのは以下の4作品です。

『ユーハブマイワード』

『現代思想 <友情>の現在』

『窮鼠はチーズの夢を見る』

『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』

4作品しか紹介していないのに、「はじめに」「おわりに」の文章も含めて139ページもあります(笑)。まあ、このブログを読んでくれている方にはそんなに驚きではないかもしれませんが。

そんなわけで、「はじめに」の文章を全文載せておきます。何かの機会に見かけたら、是非ZINEも手に取ってみて下さい。

「はじめに」全文

初めまして、犀川後藤です。今回、初めてZINEを出すことになりました。よろしくお願いします。

私は普段映画を観ていまして(映画館で週に3本ほど)、さらに20~30代の頃は本ばかり読んでいました(読了済の本は4000冊近く)。そしてそれらについての感想を、今もずっとブログで書き続けています。本名でやっているnoteもありますが、少し前に「ルシルナ」というブログを立ち上げました。今はこちらに力を入れています。

そして、「ブログの認知度をもう少し上げたいな」と思い、今回、ブログと同じ「ルシルナ」という名前でZINEを作ってみることにしました。なので先に書いておきますが、このZINEに載っている文章はブログでも読めます。私としては「文章を読んでもらう」ことが最大の目的なので、ZINEを買わずにブログで読んでもらっても同じように嬉しいです。「ルシルナ」で検索すれば出てくるので、覗いてみて下さい。

さて、ブログ「ルシルナ」には既に600を超える記事がありますが、今回はその中から「犀川後藤がどんな人間なのか?」が色濃く出ている文章を選びました。なんて書くと、もしかしたら「ん?」と感じる方もいるかもしれません。「映画や本の感想を書いてるんだよね?」と疑問を抱くのは当然でしょう。ただ、読んでいただければ分かるはずですが、私の「感想の書き方」は、一般的に想像するものとは少し違うと思います。

感想には普通、「作品そのもの」や「作品について感じたこと」を書くでしょう。いや、もちろんそういう記述もありますが、それ以外に、「その作品に触れた私自身」についても色々と書いています。なので、「映画・本の感想」であると同時に、広い意味では「エッセイ」のような内容になっているとも言えるかもしれません。

そんなわけで、私が書いた「映画・本の感想」からは「犀川後藤その人」が浮かび上がるんじゃないかと思うし、今回はそういう傾向が特に強いだろう文章をセレクトしたつもりです。全体のテーマは「友情・恋愛」にしました。こんな風にまとめられるのはZINEの良いところですよね。

1つ1つの文章が異常に長いので、とにかく読むのは大変だと思います。ただ私としては、「新たな視点」や「今まで考えたこともなかった思考」、あるいは「これまで言語化できていなかった感覚」なんかを与えられていると信じたいところです。あるいはシンプルに、「1つの作品に対して、こんなにも文章が書けるものなのか」みたいな驚きを感じてもらえたりもするかもしれません。

そしてさらに言えば、私の文章が「新たな作品に触れるきっかけ」になるとしたら、それもまたとても喜ばしいなと感じます。

なんにせよ、まずは私のZINEに関心を抱いていただきありがとうございました。どういう形であれ私の文章を読んでくれた方が、「思いがけず良い出会いだった」みたいに感じてくれたら嬉しい限りです。

ちなみに、私の感想記事には本・映画からの引用が多数含まれますが、「映画からの引用」は正確なものではありません。というのも、「劇場で取ったメモを参考にしている」からです。私は「映画館でしか映画を観ない」と決めているので(サブスクは一切契約していません)、「暗い中走り書きしたメモ」以外に参照できるものがありません。どうしても不正確にならざるを得ないこと、ご了承下さい。

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